大田連合

大田連合とは

大田連合は、1970年代から1980年代にかけて存在した日本の暴走族グループです。最盛期には500人以上の構成員を抱え、国内最大級の中学生不良グループとして知られていました。2014年には、OBグループが警視庁によって準暴力団に指定されています。

概要

大田連合は、暴走族が最も勢いのあった1970年代から1980年代に結成されました。当時、大田区内にあった公立中学校27校のうち、23校の不良グループが集まって結成されたと言われています。1980年前後は中学校における校内暴力が社会問題となっており、大田連合の他にも、「足立連合」「葛飾連合」「荒川連合」など、地域ごとに不良グループが結成されていました。

事件

大田連合は、数々の事件に関与しています。

暴走行為

2008年11月：大田連合のメンバーが大田区内の路上を車で暴走し、26名の少年が道路交通法違反で逮捕。
2009年末から2010年正月：大田連合メンバーが大田区蒲田周辺で暴走行為を行い、12人が検挙（うち7人が逮捕、5人が書類送検）。

チーマーグループ襲撃事件

2008年頃から、大田連合と地元のチーマーグループとの抗争が激化しました。

2008年夏頃：大田連合OBの指示を受けた暴走族が、チーマーグループの構成員である私立高校2年生の少年を襲撃し、怪我を負わせる。
その5日後：大田連合メンバーが金属バットなどの凶器を準備し、チーマーグループを襲撃する計画を立て、凶器準備集合と傷害の罪で35人の少年が検挙。

暴行事件

2012年6月：大田連合のOBメンバー数十名が、金属バットや鉄パイプなどを持って大田区西蒲田の路上に集まり、その後、目黒区下目黒の住宅街で品川区の暴走族グループ「零神（ぜろがみ）」のOBメンバーを襲撃。30人以上での乱闘に発展し、4人が重軽傷を負い、大田連合のOBメンバー数人が逮捕。
2018年4月：OBメンバー2人が東京都品川区内のキャバクラで40代の男性客の顔面を複数回殴打し、傷害の疑いで逮捕。

現在

2010年の時点で、大田連合は構成員の多くが逮捕され、壊滅状態にあり、事実上解散したと言われています。

関連項目

関東連合
怒羅権
打越スペクター

出典

newsmatomedia.com
* newsee-media.com

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