大笹牧場

大笹牧場：日光高原の広大な牧場体験

栃木県日光市瀬尾にある大笹牧場は、日光国立公園内に位置する標高約1300mの高原牧場です。霧降高原道路の終点近くにあり、雄大な自然に囲まれたロケーションが魅力です。

歴史と規模

1957年、栃木県酪農業協同組合によって、夏期放牧場として開設されました。当初は112ヘクタールでしたが、その後国有地や民有地の取得により、現在の362ヘクタールに拡大しています。1976年にはレストハウスがオープンし、1998年には自社製品の製造・販売も開始。レストハウスの運営は2005年に子会社に移管され、現在は日光霧降高原大笹牧場株式会社が運営しています。

牧場と動物たち

大笹牧場では、4月から11月にかけて約300頭の乳牛が放牧されています。ブラウンスイス種とホルスタイン種が中心です。広大な放牧地では、のどかな高原風景の中、牛たちが悠々と草を食む姿を見ることができます。

レストハウス周辺には、ヤギ、ヒツジ、ミニチュアホースなどを飼育する「こやぎの丘」があり、餌やり体験もできます。過去にはイノシシやウサギなども飼育されていたようです。

レストハウスと体験

サイロを模したユニークなデザインのレストハウスは、1階に売店とジンギスカンハウス、2階にブラウンスイス牛の焼肉ハウスと体験工房を備えています。

体験工房では、陶器の絵付けや、アイスクリーム、バター作りの体験ができます。かつては乳搾り体験も行われていましたが、現在は実施されていません。

アクティビティ

大笹牧場では、放牧風景の鑑賞だけでなく、様々なアクティビティが楽しめます。

アスレチックコース: 子供から大人まで楽しめる大型アスレチックコースがあります。
オートキャンプ場: 自然の中でキャンプを楽しめます。テントサイトだけでなく、バンガローなどの宿泊施設も用意されています。
冬季アクティビティ: 冬には、牧草地でスノーモービル体験やソリ遊びなど、雪上レジャーが楽しめます。

アクセス

車: 日光自動車道日光ICから霧降高原道路経由で約30分
* 公共交通機関: 東武日光駅または日光駅からタクシーまたはレンタカーで約30分。かつては東武バス日光の路線バスが乗り入れていましたが、2021年の路線変更により、霧降高原レストハウスまで短縮されています。

まとめ

大笹牧場は、自然豊かな環境の中で、動物との触れ合い、アクティビティ、そして美味しい高原グルメが楽しめる観光スポットです。家族連れやカップル、友人同士など、幅広い層におすすめです。日光観光の際にぜひ訪れてみてください。

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