大羽根園駅:三重の里山を走るローカル線の駅
大羽根園駅は、
三重県三重郡菰野町にある
近畿日本鉄道湯の山線沿線にある駅です。のどかな田園風景が広がるこの地で、地域の生活を支える重要な役割を担っています。駅番号はK29。
歴史と変遷
大羽根園駅は
1964年3月23日、三重電気鉄道の駅として開業しました。中菰野駅と湯の山温泉駅間に新設された駅です。その後、
1965年4月1日には
近畿日本鉄道に合併。
2007年4月1日からは、
PiTaPaが利用可能となりました。開業以来、地域住民の足として、長きにわたり利用されています。
駅舎と構造
大羽根園駅は、単式ホーム1面1線を持つ
地上駅です。湯の山線の中では唯一の棒線構造で、駅舎はありません。改札口はホームに直接つながるシンプルな構造で、階段とスロープが設置されています。
無人駅であるため、
自動改札機はなく、
PiTaPaや
ICOCAは専用の簡易改札機で対応しています。
近鉄四日市駅が管理駅となっています。
利用状況
大羽根園駅の利用状況は、近年変化を見せています。平日の利用者は、通勤・通学利用者と、近隣の観光施設への来訪者などで構成されます。週末は、観光客や地域住民のレクリエーション利用者などで構成されます。詳細なデータは、
三重県統計書に掲載されています。近年は、周辺地域の開発や人口変動の影響を受け、利用状況に変化が見られる傾向にあります。
駅周辺
大羽根園駅周辺は、自然豊かな環境に恵まれています。駅周辺には大羽根園団地があり、住宅街が広がっています。また、美術愛好家にはたまらない、
パラミタミュージアムも近隣にあります。
国道477号も近くを通っており、自動車でのアクセスも良好です。
アクセス
駅からのアクセスは、バスが便利です。
菰野町コミュニティバスが運行されており、近隣の地域へのアクセスを容易にしています。ただし、運行頻度は1日に1~2本と少なく、日曜日には全便運休となるため、利用の際は時刻表の確認が必要です。バス路線は大きく分けて2系統あり、1つは茶屋の上大羽根線を経由し、湯の山温泉駅方面と中菰野方面を結んでいます。もう1つは片倉菰野線を経由し、湯の山温泉駅方面と菰野駅方面を結んでいます。
隣の駅
まとめ
大羽根園駅は、自然豊かな環境の中に佇む、静かな駅です。周辺には観光スポットや住宅地があり、地域住民の生活に密着した役割を担っています。
無人駅であるものの、ICカードにも対応しており、利便性も向上しています。利用される際は、バスの時刻表を確認することをおすすめします。