大船渡線営業所

大船渡線営業所について

大船渡線営業所（おおふなとせんえいぎょうしょ）は、JR東日本の盛岡支社に属し、大船渡線と気仙沼線の一部を統括する重要な組織です。この営業所は気仙沼駅に設置されており、その管理のもと、各種の鉄道サービスが提供されています。所長は気仙沼駅長を兼務しており、駅の運営においても重要な役割を果たしています。

管轄する線区

この営業所が管理する路線は以下の通りです。大船渡線は全線を担当し、一ノ関駅は除かれています。また、気仙沼線に関しては、本吉から気仙沼までの区間をカバーしています。ただし、BRT（バス高速輸送システム）運行に関連する設備は気仙沼BRT営業所が担当しています。

組織の構成

大船渡線営業所の組織は以下の部署から成り立っています。総務科、工務科、運輸科があります。運輸科には運転士が所属していましたが、2013年の改正に伴い、すべての運転士業務は一ノ関運輸区に移管されました。また、線路科は一ノ関保線技術センター気仙沼派出に変更されました。

営業所が管轄する具体的な駅は以下のとおりです。

• - 気仙沼駅
• - 摺沢駅（派出所業務はJR東日本東北総合サービスに委託）
• - 千厩駅（同じく業務委託）
• - 陸前高田駅
• - 本吉駅（簡易委託駅）
• - 盛駅（盛派出所として運営）
• - JR気仙沼旅行センター（南気仙沼駅は震災による影響で営業休止中）

運転士の乗務範囲

過去、運転士は以下の区間を担当していましたが、2013年からはすべて一ノ関運輸区の担当となりました。具体的な乗務範囲は次のようになっていました：

• - 大船渡線：一ノ関から盛間（震災後は一ノ関から気仙沼間の1往復のみ）
• - 石巻線：小牛田から前谷地間
• - 気仙沼線：前谷地から気仙沼間

沿革

大船渡線営業所は、1992年12月1日に発足しました。設立当初は、一ノ関運輸区気仙沼派出との統合が行われ、その後いくつかの変遷を経ています。2005年には摺沢駅と陸前高田駅の駅長制度が廃止され、業務委託駅としての運営が始まりました。2013年には運輸科の運転士業務が一ノ関運輸区に移管され、入居施設はBRT気仙沼営業所に転用されました。また、2014年には大船渡線営業所自体が廃止され、その後も関連する部門が一ノ関保線技術センターに移管されるなど、組織形態が変わっていきました。

さらに2017年には盛駅長が廃止され、同駅も気仙沼駅管理下の業務委託駅となりました。これにより、沿革の中での様々な部署の再編成が実施され、営業所の役割が変わらざるを得ない時代の流れを示しています。

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