大野勇樹

大野勇樹（カツオ）

大野勇樹、通称カツオは、1985年10月4日生まれの日本のプロレスラー。DRAGON GATEでのデビューから、沖縄プロレス、みちのくプロレスを経て、現在は地元函館を中心に道南リングを主宰し、地域に根ざしたプロレス活動を展開しています。

経歴

DRAGON GATE時代

北海道七飯高等学校でラグビー部に所属後、2004年にDRAGON GATEに入門。鷹木信悟、B×Bハルク、戸澤陽（現：戸澤陽）らと同期入門という恵まれた世代でした。

2005年10月5日、後楽園ホールでの対ドン・フジイ戦で本名の大野勇樹としてデビュー。その後、容姿がアニメ「サザエさん」のカツオに似ていることから、カツオのリングネームで活動を開始します。2006年には戸澤塾入りを表明し、一時的に本名に戻しましたが、2008年にDRAGON GATEを退団。

退団後はサイバー・コングシートとしてDRAGON GATEに復帰するも、短期間で再び姿を消しました。

沖縄プロレス、みちのくプロレス時代

2010年には沖縄プロレスに入団し、ウルトラマンゴーとして活動。2012年からは北都プロレスを中心にフリーとして活動し、みちのくプロレスなどにも参戦。2013年にはみちのくプロレスに正式入団し、正規軍の一員として活躍しました。

2014年に古傷の左膝を手術し長期欠場。その間、宅地建物取引士の資格を取得するという異色の経歴も持ちます。

道南リング設立

2016年、地元函館に道南リングを設立。「年間10大会開催」を目標に掲げ、地域密着型のプロレス活動を展開。チャリティー大会や神社での奉納プロレス、函館競輪場、函館競馬場内での試合など、地域に根ざした地道な活動を行っています。また、「ジンギスカンプロレス」というユニークなイベントも開催し、地域住民に親しまれています。

道南リング所属として、北都プロレスにもレギュラー参戦。DRAGON GATEの函館大会にもゲスト選手として毎回参戦しています。

自身の選手活動だけでなく、後進の育成にも力を入れており、道南リングから複数の選手がデビューしています。

近年の活動

2022年にはプロフェッショナルレスリングJUST TAP OUTに参戦。DRAGON GATEのショッピングモールプロレスでは、同期のB×Bハルクとタッグを結成しました。同年、北都プロレスで自身初のシングルタイトルHWC王座を獲得。

得意技

ダイビングボディプレス
北都落とし
ダイビングヘッドバッド
ライガーボム
リバース・スプラッシュ
イサリビ
テキサスクローバーホールド
カツ落とし
メタボリック・フットスタンプ
メタボリック・スタンプ
ムーンサルトプレス
チェーンラリアット
ラリアット
ヘッドバット

獲得タイトル

MWF世界タッグ王座
HWC王座

人物

プロレスラーとしての活動以外にも、はこだて観光大使・函館けいりんPR大使を務めるなど、地域に密着した活動を行っています。また、自身のSNSでの発言や行動が、ハッシュタグ「#カツオの怖い話」として話題になるなど、ユニークな一面も持ち合わせています。

2023年にはDRAGON GATE函館アリーナ大会でドン・フジイとのタッグを結成し、勝利。2024年には初のトライアングルゲート選手権に挑戦するなど、その活動は多岐に渡ります。

総合格闘技と格闘探偵団バトラーツがルーツの山本裕次郎との試合は、毎回激しい打撃戦が繰り広げられ、道南リングのベストバウトとして語り継がれています。

カツオこと大野勇樹は、プロレスラーとしてだけでなく、地域を盛り上げる存在として、その活動から目が離せません。

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