大野和哉

大野 和哉

大野 和哉（おおの かずや）は、1971年9月16日に千葉県東葛飾郡沼南町（現在の柏市）で生まれた、日本の元プロ野球選手です。ポジションは外野手でした。

来歴

少年時代から野球に親しみ、小学5年生で本格的に競技を始めました。中学時代には、硬式野球チーム「オール沼南」の一員として活躍し、ボーイズリーグの世界選手権にも出場しています。

千葉県立市立船橋高等学校に進学後も野球を続け、投手としてプレーしました。1年生の秋には、県大会決勝で1学年先輩の伏島良平とバッテリーを組み、強豪・市立銚子高校の石毛博史（後に読売ジャイアンツに入団）と投げ合い、勝利を収めました。2年生時の1988年には、春の選抜高等学校野球大会にチームが出場。大野選手は初戦で、やはり1学年上の立石尚行（後に千葉ロッテマリーンズなどに入団）の後を受けて救援登板しましたが、チームは敗退しました。3年生となった1989年春の県大会では、柏中央高校を相手に投手としてノーヒットノーランを達成する快投を見せました。しかし、同年の夏の千葉県大会では、5回戦で惜しくも敗退し、甲子園出場は叶いませんでした。

高校卒業後、1989年のオフに読売ジャイアンツにドラフト外で投手として入団し、プロ野球選手としてのキャリアをスタートさせました。

プロ入り後、1992年に外野手へとコンバートされました。地道な努力を重ね、1996年にプロ入り7年目で一軍公式戦初出場を果たします。同年4月12日、横浜スタジアムで行われた対横浜ベイスターズ戦の8回裏に、シェーン・マック選手の代わりとして中堅手の守備につき、これが最初の一軍出場となりました。初打席は同年5月31日、阪神甲子園球場での対阪神タイガース戦、3回表に宮本和知投手の代打として登場しましたが、相手投手湯舟敏郎に三振に倒れました。

現役時代の背番号は、入団から1994年まで「94」、1995年から現役最後の年である1999年までは「60」を着用しました。1999年シーズン終了後、球団から戦力外通告を受け、他球団の入団テストを受けましたが合格には至らず、同年限りで現役を引退しました。

引退後

現役引退後も読売ジャイアンツに残り、チームを支える裏方として活動しました。ブルペン捕手を務めた後、2016年までは一軍のサブマネージャー兼用具係として選手のサポートを行いました。球団退団後は、エイジェックスポーツマネジメント株式会社に勤務し、野球の普及・振興に携わっています。

また、日本テレビ系の情報番組『ズームイン!!サタデー』内の人気コーナー「プロ野球熱ケツ情報」や、CS放送の日テレG+で放送される同名の番組には、球団スタッフ時代から度々登場しています。番組内では現役選手にも劣らない、ユーモア溢れるコミカルなトークを繰り広げ、野球ファンに親しまれています。

記録

初出場：1996年4月12日、対横浜ベイスターズ1回戦（横浜スタジアム）、8回裏にシェーン・マックの代わり中堅手で出場
初打席：1996年5月31日、対阪神タイガース10回戦（甲子園球場）、3回表に宮本和知の代打で出場、投手湯舟敏郎に三振

背番号

94（1990年 - 1994年）
60（1995年 - 1999年）
100（2002年 - 2004年）※ブルペン捕手時代
125（2006年）※ブルペン捕手時代

関連項目

千葉県出身の人物一覧
読売ジャイアンツの選手一覧

外部リンク

* 個人年度別成績 大野和哉 - NPB.jp 日本野球機構

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