大阪仕業検査車両所

大阪仕業検査車両所について

大阪仕業検査車両所は、大阪府摂津市安威川南町に位置する車両基地で、東海旅客鉄道（JR東海）関西支社に属します。この施設では、東海道・山陽新幹線および九州新幹線で活躍する新幹線車両の定期的な検査や申告業務が中心に行われています。

位置と概要

大阪仕業検査車両所は、東海道新幹線の京都駅と新大阪駅間に位置しており、交通の要所として重要な役割を果たしています。また、近隣には大阪交番検査車両所や大阪修繕車両所、大阪台車検査車両所があり、これらは一括して鳥飼車両基地と呼ばれています。

歴史の歩み

この仕業検査車両所の歴史は1964年（昭和39年）10月1日に始まります。最初は東海道新幹線支社大阪運転所として設立され、1970年（昭和45年）には新幹線総局大阪運転所に昇格しました。1987年には国鉄の分割民営化に伴い、JR東海の新幹線鉄道事業本部大阪第一運転所に変わりました。

その後、1988年には大阪第一車両所として改称され、運転所の部門が分割されて大阪第二車両所や大阪第三車両所が設立されました。2009年には、基地の再編成が行われ、大阪第一車両所が大阪仕業検査車両所と大阪修繕車両所に分かれて名称が変更されました。

所属車両と検査担当

現在、大阪仕業検査車両所には特定の所属車両は存在しませんが、新幹線車両の検査業務を担う重要な拠点となっています。検査を行う形式は、500系、700系、N700系など多岐にわたり、それぞれ複数の車両所と連携して運営されています。

• - 500系: 博多総合車両所（V編成）
• - 700系: 博多総合車両所（E・B編成）
• - N700系: 東京交番検査車両所（X･G編成）、大阪交番検査車両所（X･G編成）、博多総合車両所（F・K・S編成）、熊本総合車両所（R編成）

設備の紹介

車両所内には様々な設備が整っており、効率的な検査作業を実施するための基盤が構築されています。以下は主な設備の一覧です。

• - 検修庫: 車両の詳細な検査や修理を行う場所。
• - 電留線: 車両の停留や配置を行うための線路。
• - 臨修庫: 緊急の修理作業を行うための倉庫。
• - 研削線: 車両の部品を研磨するための特別な線。
• - 列車扱所および検修当直: 日常の管理や修理に関する業務を担当。
• - 作業庫: 様々な作業を行うための施設。

このように、大阪仕業検査車両所は新幹線の運行を支えるために重要な役割を担っており、今後も発展を続けることでしょう。

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