大阪府立布施高等学校

大阪府立布施高等学校

大阪府立布施高等学校（おおさかふりつ ふせこうとうがっこう）は、大阪府東大阪市下小阪に位置する府立高等学校です。地元では「ふせこう」または「ふせたか」の愛称で親しまれています。

概要

1942年に大阪府立第十七中学校として開校し、戦後の学制改革を経て新制高等学校となりました。全日制課程と定時制課程を併設しており、どちらの課程にも普通科が設置されています。2005年に全日制で2学期制が導入されましたが、2016年に3学期制に戻されています。

1970年代以降、全日制課程では私服通学が認められていましたが、2015年度に標準服が制定され、考査や式典時には着用が義務付けられました。ただし、平常時は従来通り私服での通学が可能です。

長らく自治会歌が校歌の代わりでしたが、1992年に正式な校歌が制定されました。

定時制課程

1948年に設置された定時制課程は、2005年に単位制・2学期制に改編されました。修業年限は4年ですが、通信制高校との併修により3年での卒業も可能な制度を導入しています。1年次は共通の授業を受け、2年進級時に生徒の希望などを考慮して3年制コースと4年制コースに分かれます。3年での卒業を希望する生徒は、通信科目の授業を受講します。

沿革

• - 1942年：大阪府立第十七中学校として開校。当初は大阪府立航空工業学校（現・大阪府立布施工科高等学校）に仮校舎を設置。
• - 1943年：大阪府立布施中学校と改称。
• - 1945年：布施市八戸ノ里高等小学校の敷地を借りて現在地に移転。後に布施市から敷地を買収。
• - 1948年：学制改革により大阪府立布施高等学校となる。入学試験で女子生徒の募集を開始し、男女共学となる。
• - 1970年代～1980年代：3年間クラス替えなし、修学旅行の代わりにHR合宿を実施するなど、ユニークな校風を持つ。
• - 1995年：全日制で2学期制を導入。
• - 2005年：定時制を単位制・2学期制に改編。
• - 2013年：全日制にアドバンストコースを導入。
• - 2016年：全日制で3学期制を導入。

主な出身者

• - 西野陽（衆議院議員）
• - 寒河江弘（フィギュア作家）
• - 吉見由香（フリーアナウンサー）
• - 大山健太郎（アイリスオーヤマ会長、東北経済連合会副会長）
• - せいや（霜降り明星、お笑いコンビ）
• - 坂口愛（元ボートレーサー）

交通アクセス

• - 近鉄奈良線 八戸ノ里駅より南へ約200m

関連情報

• - 大阪府立布施高等学校 全日制の課程
• - 大阪府立布施高等学校 定時制の課程

大阪府立布施高等学校は、長年の歴史と伝統を持ちながらも、時代に合わせた教育改革に取り組んでいます。生徒の個性を尊重し、多様な進路に対応できる教育を提供することで、社会に貢献できる人材の育成を目指しています。

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