大阪府立箕面高等学校

大阪府立箕面高等学校

大阪府立箕面高等学校は、大阪府箕面市牧落四丁目に位置する公立高等学校です。地元では「みのこう」または「箕高」の愛称で親しまれています。

概要

本校は箕面市の南部に位置し、校地の南東端は豊中市との境界に接しています。1960年代の学生数増加と高校進学率の上昇を背景に、1963年に普通科高校として開校しました。1992年には国際教養科を併設し、国際色豊かな教育環境を整備。2016年度からは国際教養科をグローバル科へと改編し、普通科との2学科体制となっています。

国際交流に力を入れており、アメリカ、オーストラリア、ドイツなど様々な国からの留学生や帰国生を受け入れています。また、ハットバレー高校（ニュージーランド）との姉妹校提携、大阪外国語大学（現大阪大学外国語学部）との高大連携など、グローバルな視点を育むための取り組みを積極的に行っています。2006年には関西大学、マヌカウ工科大学（ニュージーランド）との高大連携も締結しました。

旧大阪外国語大学との高大連携教育では、生徒が大学の指定科目を受講し、その単位を高校の卒業単位として認定する制度を導入していました。この制度はグローバル科だけでなく普通科の生徒も利用可能で、大学レベルの学びに触れる機会が提供されていました。2年次からは、生徒の進路希望に応じた文科系・理科系のクラス編成が行われ、大学受験を見据えた学習指導が行われています。

2011年からは、イングリッシュフロンティアハイスクールズG3グレード校に指定され、英語教育の強化にも取り組んでいます。

沿革

1961年3月：府議会にて新設高校増設が決定
1963年4月：大阪府立箕面高等学校が開校
1992年4月：国際教養科を新設（2クラス）
2001年9月：ハットバレー高校（ニュージーランド）と姉妹校提携
2002年3月：大阪外国語大学（現大阪大学外国語学部）と連携協定を締結
2006年6月：関西大学と高大連携協定を締結
2006年8月：マヌカウ工科大学（ニュージーランド）と高大連携協定を締結
2007年8月：マッコーリー大学（オーストラリア）と高大連携協定を締結
2008年3月：関西学院大学と高大連携協定を締結
2008年3月：大阪大学と高大連携協定を締結
2014年10月：ベルリッツ・ジャパンと英語授業で提携
2016年：国際教養科をグローバル科に改編

本校は、大阪府立高校の中でも比較的校則が緩やかであり、校訓にもあるように生徒の自主性を尊重する自由な校風が特徴です。

著名な出身者

金菱清 - 東北学院大学 准教授
山岸久朗 - 弁護士、タレント
木村真 - 豊中市議会議員、市民活動家
立田恭三 - 読売テレビアナウンサー（39期・国際教養科）
矢井田瞳 - シンガーソングライター（32期・国際教養科）
有馬隼人 - アメフト選手・元TBSアナウンサー（31期）
グレートチキンパワーズ - 元お笑いコンビ（30期）
渡辺慶 - 作家・脚本家・元タレント
北原雅樹 - 俳優・タレント
椎名高志 - 漫画家（19期）
八木美香 - タレント（19期）
松本康一朗（KO-ICHIRO） - ミュージシャン（Skoop on Somebody キーボード・コーラス）（17期）
桂九雀 - 上方噺家（14期）
葛城ゆい - 女優・宝塚歌劇団
御織ゆみ乃 - 振付家・宝塚歌劇団
尾崎礼香 - グラビアアイドル（44期）
梅田澪理 - アナウンサー（44期）
平川沙英 - アナウンサー（48期）
桂九ノ一 - 上方噺家（桂九雀門下）（49期）
上田洋子 - ロシア文学者・株式会社ゲンロン代表取締役

部活動

水泳部、アメフト部、ハンドボール部などが近畿大会やインターハイへ、ダンス部や放送部が全国大会等へ頻繁に出場するなど、部活動も盛んです。

交通アクセス

阪急箕面線 牧落駅より南東へ約1km
大阪モノレール 少路駅より北へ約2km
* 阪急バス 箕面高校前バス停、または永楽荘四丁目バス停下車

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