大阪放送劇団

大阪放送劇団

大阪放送劇団は、1941年にNHK大阪放送局の専属劇団として誕生しました。そのルーツは、第二次世界大戦中にまで遡り、戦後の演劇文化の復興と発展に大きく貢献してきました。

歴史

1941年、NHK大阪放送局の専属劇団「大阪放送劇団」として発足。当初はラジオドラマを中心に活動していましたが、1947年から本公演を開始し、劇場での演劇活動を本格化させました。1983年からは小劇場公演も開始し、より多様な演劇表現に挑戦しています。

長年にわたり、数多くの俳優や演出家を輩出し、日本の演劇界に多大な影響を与えてきました。現在も関西俳優協議会の会員として、精力的に活動を続けています。

主な出身者

大阪放送劇団からは、以下のような著名な俳優や演出家が輩出されています。

蓬萊泰三
志摩靖彦
沼田曜一
園佳也子
高森和子
太田淑子
尾崎麿基
國村隼
南条好輝
升毅
森脇京子
小幡昭子
西山辰夫
竹岡良子

これらの人々は、舞台、映画、テレビドラマなど、様々な分野で活躍し、日本のエンターテイメント業界を支えてきました。

上演作品

大阪放送劇団は、創立以来、数多くの作品を上演してきました。以下に、代表的な上演作品の一部を紹介します。

劇団本公演

Vol. 1「東京哀詩」
Vol. 2「太陽の子/青い山脈」
Vol. 3「望みなきに非ず」
Vol. 4「灯台」「薔薇一族」
Vol. 5「祇王村」
Vol. 6「防風林」「太陽の子」
Vol. 7「四つの危機」
Vol. 8「礼服」「火の山」
Vol. 9「髭」「片恋」
Vol. 10「俺達は天使である」「鸚鵡の饒舌」
Vol. 11「欲ぼけ報告書」
Vol. 12「まぼろし部落顛末記」
Vol. 13「踏切の目」
Vol. 14「タルチェフ」
Vol. 15「守銭奴」
Vol. 16「夜の来訪者」
Vol. 17「わが町」
Vol. 18「罠」
Vol. 19「ブラックコメディ」
Vol. 20「夢見る乙女」
Vol. 21「ノーチャップ」「飛田付近」
Vol. 22「罠」
Vol. 23「そして誰もいなくなった」
Vol. 24「招かれざる客」
Vol. 25「情婦」
Vol. 26「蜘蛛の巣」
Vol. 27「暗くなるまで待って」
Vol. 28「そして誰もいなくなった」
Vol. 29「仇討」
Vol. 30「ブーフーウー殺人事件」
Vol. 31「評決」
Vol. 32「殺人をもう一度」
Vol. 33「ジョバンニの父への旅」
Vol. 34「高崎山殺人事件」
Vol. 35「眠れる森の美女」
Vol. 36「罠（再演）」
Vol. 37「ドラキュラ伯爵の秋」
Vol. 38「マザー・マザー・マザー」
Vol. 39「華々しき一族」
Vol. 40「恋の冷凍保存」
Vol. 41「キネマの天地」
Vol. 42「金襴緞子の帯しめながら」
Vol. 43「マーヴィンの部屋」
Vol. 44「歌うシンデレラ」
Vol. 45「猫町」
Vol. 46「雨月物語」
Vol. 47「哄笑 ～智恵子　ジェームス坂病院にて～」
Vol. 48「わが夢にみた青春の友」
Vol. 49「夜の来訪者」
Vol. 50「かくて新年は」
Vol. 51「わが家/衣裳」
Vol. 52「キネマの天地（再演）」
Vol. 53「エレジー 父の夢は舞う」
Vol. 54「二人の長い影」
Vol. 55「お父さんのハイライト」
Vol. 56「しまいこんでいた歌」
Vol. 57「煙りにまかれて五十年」
Vol. 58「闇に咲く花―愛敬稲荷神社物語―」
Vol. 59「八人の女」
Vol. 60「とりあえず、ボレロ」
Vol. 61「ジンジャーブレッド・レディ」
Vol. 62「おかしな二人（女性版）」
Vol. 63「シングルマザーズ」
Vol. 64「留守・秘密の代償」
Vol. 65「岸田國士一幕劇集」
Vol. 66「冬の馬」
Vol. 67「こんにちは、母さん」

小劇場公演

Vol. 1 「踊り子」
Vol. 2 「子供の領分」
Vol. 3 「雰囲気のある死体」
Vol. 4 「あの、愛の一群たち」
Vol. 5 「天才バカボンのパパなのだ」
Vol. 6 「花のさかりに死んだあの人」
Vol. 7 「シャボン玉、とんだ」
Vol. 8 「2001年ヤッちゃんの旅」
Vol. 9 「アンドロイドはしば漬けがお好き」
Vol. 10 「情報誌の女」
Vol. 11 「子供の時間」
Vol. 12 「月の上の夜」
Vol. 13 「とりあえずボレロ」
Vol. 14 「七色の色鉛筆」
Vol. 15 「ジプシー」
Vol. 16 「あらかじめ失われた恋人たちよ」
Vol. 17 「恋愛日記」
Vol. 18 「パパは誘拐犯」
Vol. 19 「思い出のブライトン・ビーチ」
Vol. 20 「鮮やかな朝」
Vol. 21 「INAMURA走れ！」
Vol. 22 「ナツヤスミ語辞典」
Vol. 23 「体温計をどうぞ」
Vol. 24 「想稿・銀河鉄道の夜」
Vol. 25 「銀河旋律」
Vol. 26 「草の駅」
Vol. 27 「アローン・アゲイン」
Vol. 28 「夜のキリン」
Vol. 29 「火花みたいに」
Vol. 30 「恋・末摘花」
Vol. 31 「動員挿話/驟雨」
Vol. 32 「夏きたりなば」
Vol. 33 「ジュリエットたち」
Vol. 34 「遭難、」
Vol. 35 「法王庁の避妊法」
Vol. 36 「ハックルベリーにさよならを」
Vol. 37 「月の上の夜（再演）」
Vol. 38 「幸せ最高ありがとうマジで！」
Vol. 39 「蠅取り紙　山田家の５人兄妹」
Vol. 40 「バンク・バン・レッスン」
Vol. 41 「オールライト」
Vol. 42 「水平線の歩き方」
Vol. 43 「朗読劇場」
Vol. 44「神の子供達はみな遊ぶ」
Vol. 45「その受話器はロバの耳」

これらの作品は、古典から現代劇まで幅広いジャンルにわたり、大阪放送劇団の多彩な表現力を示しています。

関連事項

NHK大阪児童劇団
東京放送劇団
劇団五期会
MBCタレント

外部リンク

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大阪放送劇団 (@osakahousou) - X（旧Twitter）
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