天皇陛下御即位二十年をお祝いする国民祭典

天皇陛下御即位二十年をお祝いする国民祭典

天皇陛下御即位二十年をお祝いする国民祭典は、平成21年（2009年）11月12日に皇居前広場にて開催された、第125代天皇明仁陛下の御即位20周年を祝う式典です。

概要

この祭典は、天皇陛下御即位二十年奉祝委員会と天皇陛下御即位二十年奉祝国会議員連盟が主催し、陛下の御即位20周年を奉祝するために行われました。祭典は二部構成となっており、内堀通りと皇居外苑で行われた祝賀パレードや奉祝渡御（おみこし）などの「奉祝まつり」と、皇居前広場で行われた各界著名人による祝辞や奉祝演奏などの「祝賀式典」で構成されました。「奉祝まつり」には約3万人が参加し、「祝賀式典」には久保純子と宮本隆治が司会を務め、各界の著名人や一般招待者約1万5000人、計3万人が出席しました。

内容

「祝賀式典」では、まず主催者を代表して、天皇陛下御即位二十年奉祝委員会の会長である岡村正（日本商工会議所会頭）が式辞を述べました。続いて、天皇陛下御即位二十年奉祝国会議員連盟からは、実行委員長・常任幹事の平沼赳夫が開会宣言を行い、会長の森喜朗が万歳を先導しました。また、同議員連盟の副会長を務める鳩山由紀夫（当時の内閣総理大臣）が祝辞を述べました。式典では、豊田章一郎、小柴昌俊、星出彰彦、森光子、荒川静香、高橋尚子、原辰徳といった各界の著名人からのメッセージも披露されました。

音楽演奏も盛大に行われ、佐藤しのぶによる国歌独唱や、陸海空自衛隊合同音楽隊、鬼太鼓座などが演奏を披露しました。秋元康が作詞、岩代太郎が作曲した奉祝曲『太陽の国』がEXILEによって披露され、式典を盛り上げました。

プログラム

第1部：奉祝まつり

祝賀パレード：内堀通りにて14:15～16:30、16団体が出演
奉祝渡御：鍛冶橋通りにて14:10～16:30、18団体が出演

第2部：祝賀式典

開会宣言：平沼赳夫（天皇陛下御即位二十年奉祝国会議員実行委員長）
ファンファーレ：陸海空自衛隊合同音楽隊（雅の鐘）
国歌独唱：佐藤しのぶ
御祝いメッセージ
ヤドヴィカ・マリア・ロドヴィッチ（駐日ポーランド共和国特命全権大使）
豊田章一郎
平野祐康（東京都三宅村村長）
小柴昌俊
星出彰彦
松山優治（東京海洋大学学長）
奉祝演奏
陸海空自衛隊合同音楽隊：「祝典行進曲」「威風堂々 第1番」
鬼太鼓座：「屋台囃子」
御祝いメッセージ
荒川静香
高橋尚子
原辰徳
森光子
奉祝演奏
千代田区立和泉小学校ビッグバンドクラブ・IZUMI NOTES
劇団こころ・疾風乱舞合同チーム「ハマコイ踊り」
天皇皇后両陛下のお出まし
主催者式辞：岡本正
内閣総理大臣祝辞：鳩山由紀夫
天皇陛下御即位二十年『奉祝曲 組曲「太陽の国」』
第一部「太陽の種」
第二部「太陽の芽」
第三部「太陽の花」（EXILEが歌とダンスで献納）
参列者・登壇者・関係者3万人全員による国歌斉唱
天皇陛下のお言葉
聖寿万歳：森喜朗の先導による万歳三唱
両陛下ご退出
* 閉会宣言

天皇陛下のお言葉の後、式典は盛況のうちに幕を閉じました。

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