天鳳名人戦

天鳳名人戦について

天鳳名人戦（てんほうめいじんせん）は、オンライン麻雀ゲーム「天鳳」で開催される、例年行われるタイトル戦の一つです。この大会では、日本国内外の優れた麻雀プレイヤーたちが一堂に会し、激しい競争を繰り広げます。毎年、天鳳位と呼ばれるトッププレイヤーや強豪プロ麻雀士らが集まり、全11節（過去の第四期までは全10節）にわたって勝負を繰り広げます。

対局は、ニコニコ生放送の麻雀スリアロチャンネルや、YouTubeの麻雀プロ団体LIVEチャンネルを通じて生配信され、観戦者は実況や解説を楽しむことができます。解説を担当するのは、小林未沙氏を初めとする著名な実況者たちです。彼らは熱戦の背後でプレイヤーの戦略を分析し、視聴者に臨場感あふれる情報を提供します。

基本ルール

この名人戦の基本ルールは、4人打ちの東南戦形式です。喰い断ありとし、赤牌は3枚（それぞれ五萬、五筒、五索に1枚ずつ配置）を用います。対局の開始時には、各プレイヤーが30,000点を持ち、同じ額の点数を返す仕組みとなっています。順位ウマは50-20-0-▲70（第一期のみ、30-10-▲10-▲30）です。この大会では、点数がマイナスになると即座に飛び終了となり、マイナス点数も集計に含まれます。なお、切り上げ満貫は採用しておらず、30符4翻は子が7700点、親が11600点として計算されます。

点数集計は、100点単位で行われ、1,000点を1として数えます（第二期までは小数点以下は四捨五入）。親の手牌が聴牌している場合は、流局時でも連荘が保証されています。形式聴牌や、5枚目を待つ聴牌も許可されており、ラス親のトップは自動的に和了り止めとなります。

ルールの詳細

大会では、流局の原因として九種九牌、四家立直、三家和了、四槓散了、四風連打があり、すべて連荘扱いとされます。流し満貫も許されており、自分の河が鳴かれていなければ成立します。特に、聴牌があった場合、親が自動的に連荘となる仕組みもポイントです。

また、本大会にはダブロンや特定役満のパオ（大三元・大四喜）も存在し、これに関する得点支払いが求められます。国士無双の暗槓和了は認められていないため、注意が必要です。

立直宣言は、得点が1,000点以上でツモ巡がある際に可能ですが、立直宣言牌での放銃時には供託料は発生しません。また、立直後の当たり牌見逃しがあると振聴扱いとなります。これらのルールは、奥深い戦略を要求し、プレイヤーの技量が試される場面でもあります。

歴代天鳳名人位

天鳳名人戦は、歴代の優れたプレイヤーたちによって成り立っています。各名人は、その時期の対局において高いスキルを発揮し、多くの観客に感動を与えてきました。この名人戦は、麻雀界の重要なイベントであり、参加者や視聴者の間での熱気や盛り上がりは毎年の名物となっています。今後も多くのプレイヤーがこの舞台で腕を競い合うことでしょう。

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