太刀洗駅

太刀洗駅は、福岡県朝倉郡筑前町高田に位置する甘木鉄道甘木線の駅です。所在地は筑前町ですが、駅名は大刀洗町を連想させます。駅名にある「太刀洗」の地名は、1359年の筑後川の戦いで菊池武光が刀を洗ったという伝説に由来します。

歴史

1966年、太刀洗飛行場跡地にキリンビール福岡工場が開設され、駅と工場を結ぶ専用線が敷設されました。貨物輸送は1984年まで行われましたが、その後廃止されました。

1939年：国鉄甘木線の駅として開業。太刀洗飛行場の最寄り駅として、多くの乗降客で賑わいました。
1960年：鉄道弘済会が駅業務を受託。
1972年：荷物扱い廃止、無人駅化。
1984年：貨物扱い廃止。
1986年：甘木鉄道に転換。

駅構造

島式ホーム1面2線を有する地上駅で、無人駅です。ホームへは構内踏切を渡ってアクセスします。かつて太刀洗飛行場があった頃は、駅構内に多くの側線や地下通路が存在していました。バリアフリー設備は整っておらず、車椅子での利用には介助が必要です。2003年には、廃止されていた交換設備が復活しました。

のりば

駅にのりば番号はありません。

利用状況

駅は筑前町の南端に位置し、国道500号が近くを通ります。駅の北側には大刀洗川が流れ、新興住宅地が広がっています。

バス路線

駅前ロータリーには甘木観光バスが乗り入れています。

甘木観光バス：三輪小学校前・めくばーる・三輪それり・甘鉄甘木駅方面
* 臨時バス：キリンビール福岡工場が、春のポピー、秋のコスモスのシーズンに合わせ、太刀洗駅と工場を結ぶ臨時バスを運行します。

隣の駅

甘木鉄道甘木線：山隈駅 - 太刀洗駅 - 高田駅

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