太和江駅

太和江駅：蔚山の交通と発展を支える歴史ある駅

太和江駅は、韓国の蔚山広域市南区三山洞に位置する、韓国鉄道公社（KORAIL）が運営する鉄道駅です。1921年10月25日、慶州～蔚山間の鉄道開通と同時に「蔚山駅」として開業しました。以来、蔚山の発展とともに歴史を刻んできた、重要な交通拠点です。

発展の歴史：蔚山駅からの変遷

開業当初は、現在の姿とは異なる規模と位置にありました。1935年には標準軌への改軌、駅舎の移転といった近代化が進みます。その後、1992年には駅舎を現在の位置に移転。路線網の変更や駅舎の改築を経て、2010年11月1日、KTX京釜高速線の蔚山駅の開業に伴い、現在の「太和江駅」へと改称されました。

2016年には東海南部線が東海線に編入され、さらに2021年12月28日には、広域電鉄東海線の日光駅～太和江駅間が開業。これにより、太和江駅は蔚山における広域電鉄の主要駅として、新たな役割を担うようになりました。

駅構造と路線

太和江駅は、島式ホーム2面4線を有する地上駅です。東海線、蔚山港線（貨物線）、長生浦線（貨物線）の3路線が乗り入れています。東海線ではムグンファ号が運行され、広域電鉄東海線も利用可能です。貨物路線は、蔚山港と長生浦へとつながっています。

駅周辺の環境

太和江駅周辺は、商業施設や公共施設が充実した利便性の高いエリアです。駅周辺には太和江をはじめ、イーマート蔚山店、蔚山税務署、蔚山農水産物卸売市場、ロッテ百貨店蔚山店、ロッテシネマ蔚山店、ロッテホテル蔚山、蔚山高速バスターミナル、蔚山市外バスターミナル、現代百貨店蔚山店といった商業施設が集中しています。また、三山初等学校、CGV蔚山三山、東横INN蔚山三山洞などの施設も近隣にあります。

接続路線

韓国鉄道公社（KORAIL）
東海線（ムグンファ号）：南倉駅、北蔚山駅
東海線（広域電鉄）：開雲浦駅
蔚山港線（貨物線）：蔚山港駅
* 長生浦線（貨物線）：長生浦駅

まとめ

太和江駅は、長年の歴史を持つと共に、現代的な広域電鉄網にも接続された、蔚山における重要な交通拠点です。周辺の商業施設や公共施設の充実も相まって、市民生活を支える役割を担っています。今後ますますの利用者の増加が見込まれ、蔚山の発展に大きく貢献していくことでしょう。

もう一度検索