奥本貴之

奥本 貴之について

奥本貴之（おくもと たかゆき、1991年11月26日生まれ）は、奈良県大和高田市出身の元プロボクサーであり、日本スーパーフライ級の第41代王者として知られています。彼はグリーンツダボクシングジムに所属し、入場曲には長渕剛の『青春』を使用していました。

来歴

奥本は5歳から極真空手を始め、小学校5年生の時には国際大会で見事に優勝を果たしました。その後、中学校に進学し、2年生の頃に赤井英和に憧れ、グリーンツダボクシングジムに入門しました。プロボクサーになることを志し、卒業後は早くもタイに渡り、ウィラポン・ナコンルアンプロモーションと契約を結びました。

プロデビューと初期の挑戦

2007年5月1日、奥本はプロデビューを果たし、勝利を手にしました。しかし、同年5月29日には元IBF世界ミニマム級王者のラタナポン・ソーウォラピンと対戦するも、年齢差が話題となったものの2回TKOで敗北を喫しました。その後、2008年11月に17歳でJBCプロテストに合格し、いよいよ日本での試合に挑む準備が整います。

国内での成長

2009年2月8日には国内デビュー戦を迎え、対戦相手には田中飛依が選ばれましたが、この試合では惜しくも1-2判定で敗れました。しかし、同年5月3日に行われたタワッチャイ・ポーティティマ戦でRKOによる初勝利を収め、この試合では亡き先輩のトランクスを使用することでその思いを形にしました。

日本王座獲得と防衛

2018年8月10日、エディオンアリーナ大阪第二競技場での試合で久高寛之選手に勝利し、日本王座を獲得しました。その後も橋詰将義との防衛戦やユータ松尾選手、ダイナミック健次選手との試合を勝ち抜き、合計3回の防衛に成功しました。彼の高い技術と闘志は、多くのファンからの支持を受けました。

最後の試合と引退

しかし、2019年12月には中川健太選手に敗北し、4度目の防衛に失敗して王座から陥落。その後も試合を続けましたが、2021年8月には仁平宗忍選手に勝利するも、12月に飯村樹輝弥選手に判定負けを喫しました。そして、2022年10月24日付で引退届を提出し、選手生活に幕を閉じました。

戦績

彼のプロボクシングにおける成績は、39戦24勝（11KO）、11敗、4引き分けとなっており、その戦跡からも彼の闘志が伺えます。

獲得タイトル

• - 第41代日本スーパーフライ級王座（3回防衛）

彼のボクシングキャリアは多くの挑戦と成功を伴い、ファンから愛された選手の一人であり、今後の活動を楽しみにする声も絶えません。

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