女流名人戦 (韓国)

女流名人戦は、韓国の女性囲碁棋士によって争われる棋戦であり、1999年にその歴史をスタートさせました。第9期からはSTX杯女流名人戦という名称でも知られています。

主催は韓国の毎日新聞であり、第9期以降はSTXが後援しています。優勝賞金は、第1期から第7期までは800万ウォン、第8期以降は1200万ウォンとなっています。

対局は、まず8名の本戦出場者による敗者復活式トーナメント戦が行われ、その優勝者が前年の女流名人位保持者と挑戦手合三番勝負を行います（第1期は決勝三番勝負）。前年の挑戦手合敗者は、本戦シードとなります。持ち時間は、第7期までは各3時間、1分の秒読み5回、第8期以降は各1時間、40秒の秒読み3回です。コミは6目半です。

歴代優勝者と決勝戦の結果

2000年: 朴鋕恩 2-1 李英信
2001年: 芮廼偉 2-1 朴鋕恩
2002年: 芮廼偉 2-0 玄味眞
2003年: 芮廼偉 2-0 趙惠連
2004年: 趙惠連 2-0 芮廼偉
2005年: 芮廼偉 2-0 趙惠連
2006年: 芮廼偉 2-1 趙惠連
2007年: 芮廼偉 2-0 李多慧
2008年: 芮廼偉 2-0 趙惠連
2009年: 芮廼偉 2-1 趙惠連
2010年: 芮廼偉 2-1 趙惠連
2011年: 芮廼偉 2-1 趙惠連
2012年: 崔精 2-0 金美里（芮廼偉が不出場のため決勝三番勝負）
2013年: 崔精 2-1 朴志娟
2014年: 崔精 2-1 朴志娟
2015年: 崔精 2-0 呉侑珍
* 2016年: 崔精 2-0 呉侑珍

この棋戦は、韓国の女流囲碁界において重要な位置を占めており、多くの名勝負が繰り広げられてきました。特に芮廼偉は、2001年から2011年まで11連覇という圧倒的な記録を打ち立てています。また、崔精も2012年から2016年まで5連覇を達成するなど、実力者がその名を刻んでいます。今後の女流名人戦が、どのようなドラマを生み出すのか、注目が集まります。

外部リンク:
韓国棋院「女流名人戦」

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