金美里

金美里（キム・ミリ、김미리、1991年3月24日 - ）は、韓国の囲碁棋士であり、許壮会九段の門下で、韓国棋院に所属しています。現在は四段の段位を有しています。彼女は、女流名人戦での準優勝など、数々の実績を残しています。

経歴

金美里は、6歳という若さで囲碁を始めました。その才能は早くから開花し、2008年には健化杯アマ囲碁最強戦女流最強部と、全北銀行長杯アジアアマ囲碁選手権大会女子個人戦で優勝を果たしました。同年には、プロ棋士としての第一歩を踏み出し、初段を取得しました。

プロ入り後、2009年には、三星火災杯に出場し、韓国囲碁リーグではハンゲームチームの一員として、当時強豪として知られた朴廷桓九段を破るという快挙を成し遂げました。2011年にはプロ女流国手戦でベスト4に進出し、二段に昇段しました。2012年には女流名人戦トーナメントで決勝に進出しましたが、惜しくも崔精九段に敗れ、準優勝となりました。同年には、BCカード杯世界囲碁選手権にも出場しています。2013年には、福山市鞆の浦で開催された「日韓トップ囲碁対局・鞆」で、日本の吉原由香里六段と対戦しました。その後、2014年に三段、2018年に四段へと昇段を重ねています。

また、2016年からは、サイバーオロのネット番組「囲碁ビタミン」で講師を務め、囲碁の普及にも貢献しています。

主な棋歴

女流名人戦
2012年 準優勝
SG杯ペア碁大会
2011年 優勝（韓尚勲とペア）
2014年 準優勝（羅玄とペア）
2017年 優勝（李映九とペア）
日中韓ペア碁名人選手権
2018年 3位（李映九とペア）
正官庄杯世界女子囲碁最強戦
2011年 1勝1敗（◯吉田美香、×芮廼偉）
華頂茶業杯世界女流囲碁団体戦
2013年 3勝0敗（◯唐奕、◯奥田あや、◯蘇聖芳）
黄竜士精鍛科技杯世界女子囲棋団体戦
2018年 0勝1敗（×李赫）
韓国女子囲碁リーグ
2015年（西帰浦七十里）4勝8敗
2016年（西帰浦七十里）2勝8敗
2017年（ソウル富光薬品）3勝6敗
2018年（麟蹄天空下）8勝8敗

注

これらの棋歴は、彼女がこれまでに積み重ねてきた努力と才能の証と言えるでしょう。

外部リンク

韓国棋院「김미리(金美里)」
* サイバーオロ「金美里42人目女流入段」

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