姉ケ崎駅

姉ケ崎駅について

姉ケ崎駅（あねがさきえき）は、千葉県市原市姉崎に位置する、東日本旅客鉄道（JR東日本）内房線の駅です。1912年（明治45年）に開業して以来、地域の足として重要な役割を担っています。

歴史

この駅は、1912年3月28日に開業しました。その後、1968年（昭和43年）には2面4線化され、駅の規模が拡大しました。1971年（昭和46年）には貨物および荷物の取り扱いが廃止され、旅客駅としての機能に特化しました。1978年（昭和53年）には快速列車の停車駅となり、利便性が向上しました。国鉄分割民営化に伴い、1987年（昭和62年）4月1日からはJR東日本の駅となりました。1989年（平成元年）には橋上駅舎が完成し、エスカレーターが設置され、駅の近代化が進みました。1995年（平成7年）には自動改札機が導入され、2001年（平成13年）にはICカード「Suica」の利用が可能となり、さらに便利になりました。2017年（平成29年）に業務委託化が行われ、2021年（令和3年）にはみどりの窓口が営業を終了しました。2023年（令和5年）には市制施行60周年を記念したトイレ改修が完了しています。

駅構造

姉ケ崎駅は、島式ホーム2面4線を有する地上駅で、橋上駅舎が特徴です。五井駅が管理する業務委託駅（JR東日本ステーションサービス委託）であり、指定席券売機と自動改札機が設置されています。発車メロディには、当初東洋メディアリンクス製の「Water Crown」のエンドレスバージョンが使用されていましたが、2017年1月の放送装置更新により標準バージョンに変更されました。2010年3月6日には、10台の発車標が設置され、情報提供が充実しました。この駅では、特急や快速の待ち合わせや通過待ちをする普通列車が運行されています。

のりば

（出典：JR東日本:駅構内図）

朝夕のラッシュ時には、千葉駅と当駅間で折り返し運転を行う列車が設定されています。過去には総武線直通の快速電車にも当駅折り返しがありましたが、現在は廃止されています。

当駅では、主本線を発着する場合、通過が可能です。2017年3月4日からは、4番線に留置列車が1本設定され、夜間に木更津から回送されてきた列車が翌朝に当駅始発の千葉行きとして運行されています。

利用状況

2023年度（令和5年度）の1日平均乗車人員は8,998人です。1990年度（平成2年度）以降の1日平均乗車人員は、以下の通り推移しています。

駅周辺

駅の東口と西口にはタクシー乗り場があります。西口には京葉工業地域が広がり、多くの工場が立ち並んでいます。一方、東口には商業施設が多く、平成通りを越えた先には姉崎古墳群があります。

バス路線

東口からは、小湊鉄道と日東交通のバスが発着します。

東口発着

1番のりば：帝京大学ちば総合医療センター行、コストコ物流センター行、青葉台グリーンタウン行、光風台駅行、ダイアパレス行
2番のりば：光風台駅行、市原緑園都市ターミナル行
3番のりば：茅野行、桜台団地行
5番のりば：別荘下行
11番のりば：八幡宿駅西口行

西口からは、小湊鉄道のバスが発着します。

西口発着

1番のりば：五井駅西口行
2番のりば：長浦駅行

隣の駅

東日本旅客鉄道（JR東日本）

■内房線

特急「さざなみ」停車駅（※新宿さざなみは通過）
■快速（京葉線経由）、■快速（総武線経由）、■普通（各駅停車）：五井駅 - 姉ケ崎駅 - 長浦駅

脚注

外部リンク

駅の情報（姉ケ崎駅）：JR東日本

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