姚智騰

姚智騰（よう ちとう）

姚智騰（1998年1月31日 - ）は、日本棋院東京本院所属の囲碁棋士で、六段。台湾の彰化県出身。

経歴

幼稚園の頃、幼稚園に来ていた囲碁の先生の指導に興味を持ったのが囲碁との出会い。小学1年生の時にテレビアニメ『ヒカルの碁』を見て、囲碁をやりたいと思い、両親に頼んで囲碁教室に通い始めた。

小学2年生でアマ初段、3年生でアマ六段に。2009年5月、小学5年生の時に台湾のアマチュア棋戦・春木杯で優勝しアマ七段に昇段。その後、台湾棋院の棋士採用試験に腕試しで挑み、13勝3敗の2位タイでプロ入りの資格を得た。

しかし、姚は『ヒカルの碁』の影響もあり、日本でプロになることを夢見ていたため、台湾棋院でのプロ入りを辞退。小学6年生の時に来日し、日本棋院の院生となった。

2010年9月、日本棋院の冬季棋士採用試験に挑むも合同予選で敗退。2011年10-11月の同試験では本戦に進んだが、10勝5敗の4位でプロ入りはならず。2012年、4-6月の院生研修成績1位により夏季棋士採用試験に合格し、14歳でプロ入りを果たした。

2013年、第15回農心杯の日本代表決定戦で鈴木伸二、内田修平、一力遼を破り日本代表の一員となる。本戦では范廷鈺（韓国）に敗れ、「道はまだまだ長い」との心境を抱いた。

2014年、第41期天元戦で自身初の七大棋戦本戦進出を果たすも、1回戦で石田芳夫に敗退。2017年、第4回グロービス杯でベスト8に進出。また、第12回若鯉戦では決勝戦に進出したが、李沂修に敗れ初タイトル獲得はならなかった。

2018-2019年、竜星戦で2年連続ベスト8。2023年、第48期新人王戦で決勝戦に進出したが、上野愛咲美に0勝2敗で敗れ準優勝となった。

棋歴

良績

新人王戦 準優勝（第48期）
若鯉戦 準優勝（第12回）
竜星戦 ベスト8（第27-28期）

昇段履歴

2012年夏季 入段
2013年11月29日 二段（勝数規定）
2016年1月1日 三段（賞金ランキング）
2017年1月1日 四段（賞金ランキング）
2019年1月1日 五段（賞金ランキング）
* 2020年1月1日 六段（賞金ランキング）

外部リンク

日本棋院の姚智騰紹介ページ

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