姥沢川

姥沢川（うばさわがわ）

姥沢川は、新潟県南魚沼市を流れる一級河川であり、信濃川水系に属する登川の支流です。この川は、土石流の危険性がある渓流としても知られています。

地理

姥沢川は、魚沼連峰県立自然公園内に位置する巻機山（1,930.9m）や割引岳（1,781m）に源を発します。これらの山々から流れ出る水は、南入りの頭（1,781m）とイワキの頭（1,367m）から続く北入りの頭（1,340m）へと分かれ、最終的に登川へと合流します。登川との合流点から上流1,400mが一級河川に指定されています。

水系

姥沢川は、以下の水系に属しています。

信濃川 - 魚野川 - 登川 - 姥沢川

流域自治体

新潟県
南魚沼市

主な災害

2011年（平成23年）7月には、新潟・福島豪雨により土石流が発生し、被害を受けました。

歴史

2000年（平成12年）：姥沢川砂防堰堤群の建設が開始されました。
2008年（平成20年）：姥沢川砂防堰堤群が完成しました。この堰堤は、高さ12m、長さ230m、貯砂容量11,548m3の規模です。
2011年（平成23年）7月30日：新潟・福島豪雨により再び被害が発生しました。
その他、小水力発電の導入可能性調査も行われました。

並行する交通

道路：国道291号

関連事項

古峰山・神字川
南魚沼市立第二上田小学校
高棚川

外部リンク

平成23年7月新潟・福島豪雨 新潟県内の河川災害速報
南魚沼市防災会議 資料編 平成20年11月7日
No.196 姥沢川第2号砂防堰堤
登川 姥沢川 南ノ入り沢左俣

姥沢川は、その流域における治水対策が重要な課題となっています。土石流の危険性があるため、砂防堰堤の建設や河川改修などの対策が進められています。

この川は、地域の生活や農業用水としても利用されており、その保全は地域住民にとっても重要な関心事です。今後も、防災対策や環境保全への取り組みが継続されることが期待されます。

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