魚沼連峰県立自然公園

魚沼連峰県立自然公園

魚沼連峰県立自然公園は、日本百名山の一つである巻機山（まきはたやま）を中心とした、新潟県と群馬県の県境に位置する山岳地帯に広がる県立自然公園です。総面積は約13,827ヘクタールに及び、豊かな自然と変化に富んだ景観が特徴です。

沿革

この公園は、1959年（昭和34年）3月24日に指定されました。2017年（平成29年）6月14日には、フランスのユネスコ本部で開催されたユネスコMAB計画国際調整理事会において、『みなかみユネスコエコパーク』の一部として登録が決定し、国際的にもその価値が認められました。

概要

魚沼連峰県立自然公園は、上信越高原国立公園や越後三山只見国定公園といった隣接する自然公園と連携し、広大な自然環境を保全する役割を担っています。公園内には、三国山脈や越後山脈といった山々が連なり、巻機山、牛ヶ岳、割引岳などの名峰がそびえ立っています。

主な山々

巻機山（まきはたやま）
牛ヶ岳（うしがたけ、標高1,961.6m）
割引岳（わりめきだけ、標高1,930.9m）
下津川山

これらの山々は、登山やハイキングコースとしても人気があり、四季折々の美しい自然を楽しむことができます。

主な河川・ダム・砂防施設

公園内には、以下の河川や施設があります。

登川（のぼりがわ）
二子沢川（ふたござわがわ）
魚野川（うおのがわ）
三国川ダム（みくにかわダム）
檜倉沢砂防堰堤群（ひぐらさわさぼうえんていぐん）
二子沢・米子沢砂防堰堤群
姥沢第2号砂防堰堤
登川流路工

これらの河川や施設は、地域の治水や利水に重要な役割を果たしており、同時に美しい景観を形成しています。

見所・周辺観光

魚沼連峰県立自然公園とその周辺には、数多くの見所や観光スポットがあります。

朝日岳 (群馬県)
清水峠
大源太山
金城山
古峰山
台原
学校林
観音山
神字川
姥沢川
高棚川
六万騎山
長森山
阿寺山
坂戸山
十字峡
三国川ダム
登川河川公園（長大橋・滝谷橋・桜橋）
登川フィッシングパーク
上田の郷
織姫農園
清水街道小松屋川永農園
倉友農園
雲洞庵
槻岡寺
里山と渓谷の道
道の駅南魚沼

これらのスポットでは、豊かな自然を満喫できるだけでなく、歴史や文化に触れることもできます。特に、雲洞庵は、室町時代に創建された禅寺であり、美しい庭園や建築物で知られています。

関係市町村

魚沼連峰県立自然公園は、以下の市町村にまたがっています。

新潟県南魚沼市
新潟県南魚沼郡湯沢町
群馬県利根郡みなかみ町

これらの地域は、それぞれ独自の文化や魅力を持ち、公園を訪れる人々に多様な体験を提供しています。

魚沼連峰県立自然公園は、豊かな自然と美しい景観、多様なアクティビティが楽しめる場所です。ぜひ一度、足を運んでみてください。

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