学校法人産業能率大学

学校法人産業能率大学について

学校法人産業能率大学（The SANNO Institute of Management）は、東京都世田谷区に本部を置く学校法人です。「マネジメントの総合教育・研究機関」として、産業能率大学と自由が丘産能短期大学（現在は通信教育課程のみ）を運営しています。

特徴

• - 産学協同による教育: 学生教育と社会人教育の相互フィードバックを重視した教育活動を展開しています。
• - 社会人教育のパイオニア: 日本産業能率研究所を前身とし、企業内研修やコンサルティングで長い歴史を持っています。
• - 実践的な教育: 企業実務に基づいたカリキュラム開発に積極的で、即戦力となる人材育成を目指しています。
• - 多様な学習機会の提供: 通信教育課程や大学院コースなど、社会人の学習ニーズに応じたプログラムを提供しています。

歴史

学校法人産業能率大学は、以下の歴史を辿っています。

• - 1925年: 上野陽一が設立した日本産業能率研究所が起源。フレデリック・テイラーの科学的管理法を「能率学」として日本に紹介。
• - 1942年: 日本能率学校を設立。
• - 1950年: 産業能率短期大学を開学。
• - 1963年: 短大通信教育課程を開設。
• - 1979年: 産業能率大学を開学。
• - 2004年: マネジメント大学院コース（旧：社会人MBAコース）を開設。

社会人教育・コンサルティング部門

この部門は、前身の日本産業能率研究所から続くマネジメントコンサルティング・企業内研修プログラムの提供機関です。公開セミナーや新入社員研修などの企業内研修で高い知名度を誇り、中堅・中小企業の人事担当者には特に知られています。事業収入は法人全体の収入の半分以上を占め、学生教育部門の収入を上回っています。

• - 新入社員研修: 「新入社員の理想の上司」アンケート調査を1993年から実施（1998年からは男女別）。
• - 幅広い活動: コンサルティング、社会人教育、大学通信教育、学部教育など多岐にわたる活動を展開。

学生教育部門

この部門では、社会人教育との連携を重視しています。産業能率大学と自由が丘産能短期大学の両方に大学通信教育課程を設け、社会人にも正規の大学教育の機会を提供しています。通信教育課程は、個人の都合に合わせたカリキュラム構成と、企業実務に基づいた科目開発に力を入れています。

• - 産業能率大学大学院: マネジメント大学院コースは、企業や行政体からの推薦を受けた正規従業員を対象としています。カリキュラムの一部は、企業内研修プログラムとしても提供されています。
• - 自由が丘産能短期大学: 1950年に勤労者を対象とした夜間部のみで開学し、2011年度に募集を停止しました。

組織

学校法人産業能率大学は、以下の組織で構成されています。

• - 学生教育部門: 産業能率大学（大学院、経営学部、情報マネジメント学部、通信教育課程）、自由が丘産能短期大学（能率科、通信教育課程）
• - 社会人教育・コンサルティング部門: 総合研究所、地域環境研究所、セルフラーニングシステム開発部、ソリューションシステム開発部、経営管理研究所、研修管理部、普及事業本部、産能ビジネススクール、産能マネジメントスクール、東日本事業部、中部事業部、西日本事業部、業務サービス部

関連会社

• - 株式会社産業能率大学出版部

その他の情報

• - 1990年から「新入社員の会社生活調査」を開始。
• - 1993年から「新入社員の理想の上司ベスト10」調査を開始。
• - 2003年に大学を設置する学校法人として初のプライバシーマーク取得。
• - Jリーグ・湘南ベルマーレのオフィシャルクラブパートナー。

学校法人産業能率大学は、マネジメント教育の分野で長年の歴史と実績を持ち、社会のニーズに応じた教育プログラムを提供しています。学生教育と社会人教育の両面から、社会で活躍できる人材育成に貢献しています。

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