学校町通

学校町通（がっこうちょうどおり）

新潟県新潟市中央区に広がる「学校町通」は、その名の通り教育機関が集積する歴史を持つ地域です。現在の行政区分では、学校町通1番町から3番町までの範囲を指し、郵便番号は951-8126が割り当てられています。このエリアは、住居表示が現在も実施されていない区域となっています。

地名の由来と歴史

学校町通という名称が確立したのは、明治16年（1883年）のことです。当時の新潟町で区画整理が行われた際、従前の学校通1番町という地名が改められました。この地名は、かつての北陸街道沿いに多くの学校が集まっていたことに由来するとされています。

その後、地域の所属は時代の変遷とともに変化してきました。明治12年（1879年）に新潟町が区制に移行した際には新潟区の一部となり、明治22年（1889年）には新潟区の市制施行に伴い新潟市の町丁となりました。そして、平成19年（2007年）に新潟市が政令指定都市へ移行したことで、現在の中央区の町丁となっています。

地域構成と主な施設

学校町通は1番町から3番町までで構成されており、それぞれに特徴的な施設が所在しています。

1番町

学校町通1番町は、この地域の中核となるエリアの一つです。特に重要な施設として、新潟市の市政を司る新潟市役所および中央区役所が置かれています。また、司法機関である新潟地方裁判所もこの場所にあります。かつて新潟交通電車線の白山前駅があった跡地は、一番堀広場として整備され、市民の憩いの場となっています。

2番町・3番町

2番町および3番町にかけても、教育機関や商業施設、公共施設などが点在しています。2番町には、新潟大学歯学部キャンパスが立地しており、学術・研究の一拠点となっています。その他、セレモニーホール平安会堂や題目寺といった施設も見られます。金融機関としては、第四北越銀行白山支店や大光銀行学校町支店があり、地域の経済活動を支えています。また、新潟県立新潟中央高等学校もこのエリアに位置しており、多くの学生が学ぶ場となっています。3番町には、郵便業務を担う新潟学校町三郵便局や、菅原神社などがあります。

これらの施設配置からもわかるように、学校町通は単に住宅地としてだけでなく、行政、司法、教育、商業など多岐にわたる機能が集積する、新潟市中央区の中でも重要な役割を担う地域と言えます。

地域は北から医学町通、西堀前通、一番堀通町、学校裏町、水道町、旭町通、白山浦、関屋下川原町、関屋松波町といった町域と隣接しています。特に一番堀通町や学校裏町とは密接に関連するエリアです。

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