宅麻仁

宅麻 仁（たくま じん）

宅麻 仁（たくま じん）は、1964年5月14日生まれ、兵庫県出身のタレント、ラジオパーソナリティです。本名は小木曾 仁史（おぎそ ひとし）といいます。A型。現在はぺんたくとに所属し、活動を展開しています。

活動の拠点は主に関西地方に置いていますが、その活躍は関西圏にとどまらず全国に及んでいます。ラジオの世界では、Kiss-FM KOBEにおいてラジオドラマや様々な番組でパーソナリティを務めてきました。また、テレビ番組やコマーシャルにおけるナレーション、さらにはイベントの司会など、声や話術を活かした幅広い分野で才能を発揮しています。

過去には、1999年3月までFM-FUJIでディスクジョッキーとしても活躍しました。番組のオープニングでは、「こんにちは」と「こんばんは」を合わせた造語「こんにんわ！」、あるいは「おはよう」と「こんにちは」を組み合わせた「おはにちわ！」といった、独自のユニークな挨拶を用いることでも知られています。

プライベートでは、普通自動車運転免許に加え、小型船舶四級の資格も取得しています。

主な活動歴

ラジオパーソナリティとしては、Kiss-FM KOBEの「日本ハムKiss Sound Pia」などを担当。FM-FUJIでは、1999年3月まで「SUNSHINE BREEZE」や「RADIO-izm」（金曜日担当）のDJを務めました。

ラジオドラマへの出演もあり、Kiss-FM KOBEの「バール・サンドリオン」や「ドラマヴォックス」などに出演しています。

テレビ出演は、びわ湖放送の「情報缶詰P-KAN」などがあります。また、ナレーションとして数多くの番組に関わっており、毎日放送の「ワールドコレクション」や「世界イイモノ探し旅」、関西テレビの「紳助の人間マンダラ」、「たうんナビ！」、「フィールサーチ」、テレビ大阪の「LA-LAバイク・パラダイス」、「全日本MFJロードレース」、東海テレビの「食楽!ちゃいなまんま！」、岐阜放送の「パラキャラ」などでその声を聞くことができます。

コマーシャルナレーションの実績もあり、シャープの「電子手帳」、学生援護会の「an」、ヤマハの「ヤマハエレクトーン教室」、ホンダ・プリモなどのCMに携わっています。

イベントの司会としても招かれており、鈴鹿サーキットやMINEサーキットでのレース関連イベント、プロサーフィン世界選手権、国際トライアスロン大会、関西ウォーカー関連イベント、NTTドコモ モバイラーズビーチなど、様々な大規模イベントで進行役を務めています。

エピソード

FM-FUJIで番組を担当していた時期には、大阪府からの通勤にJRの特急「ふじかわ号」を利用し、スタジオのある山梨県甲府市まで通っていました。これは、同局の出演者の中でも特に長距離の通勤であり、これが原因とされる体調不良による欠席や遅刻が発生したこともあったようです。しかし、他のパーソナリティが急病で休んだ際には、代役として急遽番組を担当するなど、プロフェッショナルな一面も見せています。

1996年9月には、体調不良から金曜日の「RADIO-izm」を欠席し、翌土曜日の「SUNSHINE BREEZE」も連続で休演せざるを得ない状況になりました。それぞれ、近田和生氏と大森庸雄氏が代役を務めています。

また、1997年1月17日には「RADIO-izm」の生放送に約45分遅刻したことがありました。交通事情が原因とされましたが、スタジオに到着した宅麻氏本人は、番組内で「買物に行ってました」と冗談めかして語る一幕もありました。番組開始から到着までは、前番組を担当していた西本淑子氏が間をつないでいます。

司会を務めた生放送のテレビ番組で、映画紹介のコーナーにおいて『ホワイトハウスの陰謀』というタイトルをうっかり「『ホワイトハウスの陰毛』」と誤って紹介してしまい、視聴者からひんしゅくを買うという出来事もありました。この件については、後日「RADIO-izm」の番組内で自ら語り、リスナーに報告しています。

このように、多岐にわたるメディアで活躍し、時に人間味あふれるエピソードも披露しながら、長年にわたり多くの人々に親しまれているパーソナリティです。

関連項目

日本のラジオパーソナリティ一覧
エフエム富士

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