宇品二丁目停留場

宇品二丁目停留場について

宇品二丁目停留場（うじなにちょうめていりゅうじょう）は、広島市南区に位置する広島電鉄宇品線の重要な路面電車停留場です。この停留場は、駅番号U12で識別されており、多くの自治体住民や観光客に利用されています。

歴史の変遷

宇品二丁目停留場は、1935年（昭和10年）12月27日に当初「女専前停留場」として設立されました。この名称は近隣にあった広島女子専門学校に由来しています。しかし、1942年（昭和17年）には、一時的に廃止され、1945年（昭和20年）に再び運行が再開されました。

その後、広島女専の後に広島女子大学が設立されると、停留場名も「女子大前停留場」と改名されました。1953年（昭和28年）に「宇品十三丁目停留場」に改称され、1968年（昭和43年）には現在の「宇品二丁目停留場」に再び変更されました。このように、停留場名は周辺の教育機関の変遷と密接に関連しています。

年表

• - 1935年12月27日: 女専前停留場として開業
• - 1942年5月: 一時廃止
• - 1945年8月: 再開業
• - 1950年頃: 女子大前停留場に改称
• - 1953年頃: 宇品十三丁目停留場に改称
• - 1968年9月1日: 宇品二丁目停留場に再改称
• - 2003年4月20日: ダイヤ改正により宇品二丁目行きが広島港まで延伸
• - 2011年4月: 停留場折り返し運転の再開

停留場の構造

この停留場は低床式のホームが2面あり、南北方向に任意の2本の線路の間に配置されています。互いのホームは若干ずれており、北側が広島港方面行きの下りホーム、南側が広島駅方面行きの上りホームとなっています。ホームは3両・5両連接車に対応して設計されています。

また、隣接する宇品三丁目停留場との間には渡り線があり、2011年から当停留場での折り返し便が復活しました。

運行系統

宇品二丁目停留場では、広島電鉄の1号線、5号線、7号線および0号線が利用されています。ここはまた、広島電鉄が指定する乗換え停留場の一つでもあり、アクセスが非常に良好です。

周辺環境

周辺地域は長年にわたる住宅街として知られています。しかし、停留場名の「宇品二丁目」と実際の所在地である「宇品神田二丁目」とは食い違いがあり、地元住民にとって不思議な要素の一つとなっています。

西側には、宇品陸軍糧秣支廠の一部を利用した広島市郷土資料館が立地しています。この場所は、1935年に移設される前は宇品線が糧秣支廠の脇を通っており、歴史的な背景もある地域です。

隣接停留場

• - 県病院前停留場 (U11)
• - 宇品二丁目停留場 (U12)
• - 宇品三丁目停留場 (U13)

宇品二丁目停留場は、次の停留場との良好な連携により地域の交通網の一環として重要な役割を果たしています。

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