宇品四丁目停留場

宇品四丁目停留場について

宇品四丁目停留場（うじなよんちょうめていりゅうじょう）は、広島市南区の宇品神田四丁目及び五丁目に位置する、広島電鉄宇品線の路面電車停留場です。この停留場は、広島電鉄の運行網の中でも重要な役割を果たしており、駅番号はU14です。

歴史

宇品四丁目停留場は、1935年に宇品線の御幸橋東詰から宇品にかけての新しい路線が完成した際、初めて姿を現しました。当初の名称は七丁目停留場（ななちょうめていりゅうじょう）であり、地域の交通に貢献していました。しかし、1945年8月6日、広島市は原爆投下により深刻な被害を受け、宇品線も含む市内の電車網は全面的に運休となりました。停留場はその後、同月の18日には一部運行を再開しました。

戦後の混乱を経て、1960年には宇品七丁目停留場と改称されましたが、1968年には周辺の町名変更によって宇品四丁目停留場と改名されました。そのため、停留場名が一次的に変わる進化をたどりました。

年表

• - 1935年（昭和10年）12月27日: 宇品線が新線に移設され、七丁目停留場として開業。
• - 1960年（昭和35年）3月30日: 名称を宇品七丁目停留場に改称。
• - 1968年（昭和43年）9月1日: 宇品四丁目停留場に改称。

停留場の構造

宇品線は主に道路上を走る併用軌道であり、停留場のホームも道路の上に設けられています。低床式のホームは2面あり、南北に伸びる2本の線路に挟まれた配置です。北側のホームは広島港方面行き、南側は広島駅及び紙屋町方面行きの電車が発着します。ホームは3両及び5両連接車に対応した長さを備えていますが、屋根は一部の乗車口のみに覆われています。

宇品通りは狭い道路であるため、安全地帯が設けられていない時期もありましたが、1994年には安全地帯が整備され、利用者の安全が確保されることとなりました。

運行系統

宇品四丁目停留場には、広島電鉄が運行するいくつかの系統が乗り入れており、具体的には1号線、5号線、7号線、0号線が利用されています。このため、地域住民や観光客にとって非常に利便性の高い交通手段となっています。

周辺環境

停留場の周辺は、住宅街が広がっている地域です。昔からの住宅が多く存在する中、一部では新しいマンションの建設や小規模な再開発が進んでいます。周辺には以下のような施設があります。

• - 広島市立宇品小学校
• - うじな保育園
• - 神田神社
• - 宇品第二公園
• - 宇品公民館
• - マツダ宇品工場
• - 広島都市学園大学
• - 中国郵政研修センター

隣の停留場

宇品四丁目停留場は、次のような隣接停留場があります。

• - 宇品三丁目停留場 (U13)
• - 宇品五丁目停留場 (U15)

このように、宇品四丁目停留場は広島市の重要な交通の要所であり、地域の人々の足として長い歴史を持ち続けています。

もう一度検索