安田女子中学校・高等学校

安田女子中学校・高等学校は、広島県広島市中区に所在する私立の女子中学校・高等学校です。学校法人安田学園が運営しており、同学園は広島県内に幼稚園・保育園から大学院までを設置する総合学園です。男子教育は幼稚園・保育園と小学校のみで、幼稚園から大学院までを擁する学校法人は県内で安田学園のみとなっています。

特徴

安田女子中学校・高等学校は、その厳格な校則で知られています。登下校時の校門前での一礼に始まり、礼の角度やタイミングまで厳しく指導される徹底ぶりです。服装や髪型のチェックも定期的に行われ、毎朝の静座の時間など、その厳しさは県内でも屈指です。これらの厳格な規律は、生徒たちの規律意識を養い、落ち着いた学校生活を送る上で重要な役割を果たしています。また、2015年3月14日には、JR山陽本線とアストラムラインの乗り換え駅である新白島駅が開業し、遠方からの通学も便利になりました。これにより、特に保護者からの人気が高まり、県内でも有数の進学校として知られています。

学科・コース

中学校では、総合コースと特進コースが設置されています。高等学校では、全日制課程の普通科に加え、STEAMコースと特進コースが用意されています。これらのコースは、生徒の多様な進路希望に対応できるよう、専門的な教育を提供しています。

沿革

安田女子中学校・高等学校の歴史は、1915年の設置に始まり、1920年には広島実科高等女学校が開校しました。その後、1922年に安田高等女学校が開校し、1947年には安田女子中学校、1948年には安田女子高等学校がそれぞれ開校しました。長きにわたる歴史の中で、多くの卒業生を社会に送り出しています。

部活動

部活動も活発で、特にバレーボール部は春の高校バレーやインターハイに出場する強豪として知られています。バドミントン部やソフトボール部も全国レベルの大会に出場経験があります。運動部、文化部、同好会が多彩にあり、生徒たちは自身の興味や才能を伸ばすことができます。特にイラスト同好会や園芸同好会は、生徒たちの創造性を刺激する場となっています。強化指定部もあり、生徒たちは部活動にも熱心に取り組んでいます。

所在地

広島県広島市中区白島北町1-41に位置しており、周辺には住宅地や商業施設が立ち並ぶエリアです。

著名な出身者

安田女子中学校・高等学校は、各界で活躍する多くの著名な卒業生を輩出しています。教員としては、平和運動家の沼田鈴子氏が知られています。卒業生には、教育者・研究者としてサル学の発展に貢献した三戸サツヱ氏、新社会党委員長・元参議院議員の栗原君子氏、広島ローカルタレントのにしべみか氏、プロゴルファーの藤井かすみ氏、元女子バレーボール選手の高橋幸子氏、同じく元女子バレーボール選手の内藤絵莉香氏、フリーアナウンサー・元テレビ大阪アナウンサー・元広島ホームテレビアナウンサーの楪望氏（中学校のみ）、広島ローカルタレント・広島東洋カープ投手大瀬良大地の妻である浅田真由氏、タレント・元レースクイーンの加藤紗里氏、演出振付家・女性ダンスカンパニーELEVENPLAY代表取締役のMIKIKO氏、女優・演技指導者の若井尚子氏、STU48の久留島優果氏など、多岐にわたる分野で活躍する人材を輩出しています。

系列校

安田女子大学、安田女子短期大学、安田小学校、安田女子大学付属幼稚園、安田女子短期大学付属幼稚園があります。これらの系列校との連携により、一貫した教育体制を築いています。

安田女子中学校・高等学校は、厳格な校則のもと、生徒たちの学力向上と豊かな人間形成を目指す、広島県を代表する女子校の一つです。

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