安針塚駅

安針塚駅

安針塚駅（あんじんづかえき）は、神奈川県横須賀市長浦町二丁目にある、京浜急行電鉄本線の駅です。駅番号はKK56で、周辺は山に囲まれた谷戸に位置しています。

歴史

安針塚駅は、その歴史の中で何度か名称と所属が変わっています。

1934年（昭和9年）10月1日 - 軍需部前駅として開業しました。
1940年（昭和15年）10月1日 - 三浦按針（ウィリアム・アダムス）の供養塔にちなみ、安針塚駅に改称されました。この変更は、軍事施設の所在を隠す目的があったとされています。
1941年（昭和16年）11月1日 - 湘南電気鉄道と京浜電気鉄道が合併し、京浜電気鉄道の駅となりました。
1942年（昭和17年）5月1日 - 京浜電気鉄道が東京横浜電鉄へ合併し、東京急行電鉄（大東急）の駅となりました。
1948年（昭和23年）6月1日 - 京浜急行電鉄が発足し、京浜急行電鉄の駅となりました。
1972年（昭和47年）12月18日 - ホームの有効長が4両分から6両分に延伸されました。

駅構造

安針塚駅は、築堤上に相対式ホーム2面2線を有する高架駅です。改札口は、道路に面するホーム下にあります。2007年からは大規模な改良工事が行われ、改札内コンコースにトイレが増設され、エレベーターも新設されました。以前は改札内にトイレがなく、駅舎を出て公道を挟んだ向かい側に男女別の水洗式トイレがあるのみでした。ホーム全体がカーブしており、電車とホームの間が大きく開いているのが特徴です。

のりば

利用状況

2023年（令和5年）度の1日平均乗降人員は4,275人で、京急線全72駅の中で最も少ない駅です。

近年の1日平均乗降人員と乗車人員の推移は以下の通りです。

駅周辺

駅の周辺は、山に挟まれた谷戸に位置しており、平地が少ないため、傾斜地や山上にも住宅が建てられています。駅の利用者は周辺の住民が中心です。

主な施設は以下の通りです。

横須賀市立長浦小学校
京急ストア 安針塚店
塚山公園 - 三浦按針夫妻墓（按針塚）
駅名はこの塚に由来します。
横須賀長浦郵便局
国道16号
JR東日本横須賀線田浦駅（北西へ約1km）
長願寺

バス路線

駅へのバスの乗り入れはありませんが、横須賀市中心部と北部を結ぶ路線が近くを通っており、最寄りのバス停は駅から徒歩8分ほどの「田ノ浦」です。発着する路線の詳細については、京浜急行バス追浜営業所を参照ください。

隣の駅

京浜急行電鉄
本線
■快特・■特急: 通過
■普通: 京急田浦駅 (KK55) - 安針塚駅 (KK56) - 逸見駅 (KK57)

脚注

注釈

出典

京浜急行電鉄の1日平均利用客数
神奈川県県勢要覧

関連項目

日本の[[鉄道駅一覧]]
ウィリアム・アダムス

外部リンク

安針塚駅（各駅情報） - 京浜急行電鉄

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