京急田浦駅

京急田浦駅は、神奈川県横須賀市船越町五丁目に位置する京浜急行電鉄本線の駅です。駅番号はKK55で、東日本旅客鉄道（JR東日本）横須賀線の田浦駅とは直線距離で1.5km以上離れています。実際には安針塚駅の方が近い場所に位置しています。

歴史

京急田浦駅は、1930年（昭和5年）4月1日に湘南電気鉄道の湘南田浦駅として開業しました。当時、既に国鉄の田浦駅が存在していたため、区別するために「湘南」を冠しました。その後、1941年（昭和16年）に京浜電気鉄道との合併により、京浜電気鉄道の駅となりました。さらに、1942年（昭和17年）には東京横浜電鉄への合併を経て、東京急行電鉄（大東急）の駅となりました。1948年（昭和23年）に京浜急行電鉄が発足し、同社の駅となり、1963年（昭和38年）に京浜田浦駅に改称。1987年（昭和62年）に現在の京急田浦駅となりました。2007年からは駅舎の改良工事が行われ、2009年2月に完了し、現在の姿になっています。

駅構造

京急田浦駅は、有効長6両編成に対応した相対式ホーム2面2線を有する高架駅です。ホームは盛土上にあり、駅舎はホーム下に位置しています。2007年から2009年にかけて行われた大規模改良工事では、1番線ホームの拡幅、駅舎の2階建てへの改築、エレベーターと多機能トイレの設置が行われました。さらに、照明類はLED化され、ホームの柱は国産の間伐材を使用した木製のものに交換されました。

のりば

1番線：浦賀方面
2番線：横浜・品川方面

事故

当駅周辺では過去に2度、土砂災害による脱線事故が発生しています。1997年4月7日には安針塚駅側で、2012年9月24日には追浜駅側で発生し、いずれも1500形車両が被災しました。

利用状況

2021年度の1日平均乗降人員は10,449人で、京急線全72駅中51位です。近年は乗降人員が1万人前後で推移しています。

駅周辺

京急田浦駅は海に近い丘陵地に位置し、周辺は住宅街が中心です。駅のすぐ北側には国道16号線が通り、沿道には商店も点在します。国道を挟んだ臨海地区には工場や港湾施設があります。

主な施設:

田浦梅林
神奈川県田浦警察署
長浦港
海上自衛隊横須賀基地船越地区（自衛艦隊司令部、潜水艦隊司令部など）
横須賀市立船越小学校
横須賀市役所 田浦行政センター
横須賀船越郵便局
横須賀共済病院分院（2015年閉院）
トヨタ自動車東日本 横須賀事業所
東芝ライテック 本社
東芝クリーンルームファーム横須賀（2016年閉鎖）
国道16号
鷹取山
船越神社
京急ストア 船越店

バス路線

駅前にある国道16号上の「京急田浦駅」バス停と、少し東にある「船越」バス停が利用可能です。京浜急行バス追浜営業所と逗子営業所の路線が発着します。

京急田浦駅

北方向：八31 - 内川橋行、追34 - 追浜駅行（夜のみ）
南方向：八31 - 安浦二丁目行（米ヶ浜経由、18時台以降は日ノ出町経由）

船越

北方向：逗20 - 逗子駅行（平日のみ）、逗21 - 逗子駅行（グリーンヒル経由、土休日のみ）、八31 - 内川橋行、追34 - 追浜駅行（夜のみ）
南方向：逗20・逗21 - 田浦駅行、八31 - 安浦二丁目行（米ヶ浜経由、18時台以降は日ノ出町経由）

隣の駅

京浜急行電鉄 本線

■快特・■特急：通過
■普通：追浜駅 (KK54) - 京急田浦駅 (KK55) - 安針塚駅 (KK56)

外部リンク

京急田浦駅（各駅情報） - 京浜急行電鉄
* 船越をあるく（横須賀市ウェブサイト）

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