宜春市

宜春市（ぎしゅんし）

宜春市は、中華人民共和国江西省に位置する地級市です。その地理的な特性、歴史、行政区画、交通、医療体制について解説します。

地理

宜春市は江西省の中西部に位置し、九江市、南昌市、撫州市、吉安市、新余市、萍郷市といった江西省内の都市、そして湖南省と隣接しています。この地理的な位置は、地域間の交流や経済活動において重要な役割を果たしています。

歴史

宜春市は2000年5月22日に設立されました。その前身である袁州専区から宜春地区を経て、現在の宜春市に至るまでの変遷を年表形式で以下に示します。

年表

1949年10月1日：中華人民共和国江西省袁州専区が成立。宜春県、宜豊県、銅鼓県など8県が発足。
1952年10月8日：宜春県などが南昌専区に編入。
1958年12月8日：南昌専区が宜春専区に改称。
1960年8月15日：撫州専区進賢県を編入。
1960年9月30日：新余県が市制施行し、地級市の新余市に昇格。萍郷県が市制施行し、萍郷市となる。
1961年9月16日：南昌市南昌県・新建県を編入。
1963年4月：宜春県の一部が分立し、宜春鎮が発足。
1963年9月14日：新余市を編入。新余市が県制施行し、新余県となる。
1967年1月：宜春鎮が宜春県に編入。
1968年6月11日：進賢県が撫州専区に編入。
1968年9月11日：南昌市郊区が南昌県・新建県に分割編入。
1969年10月：新建県・安義県の各一部が九江専区永修県の一部と合併し、南昌市梅嶺管理区となる。
1970年3月10日：萍郷市が地級市の萍郷市に昇格。
1970年10月7日：宜春専区が宜春地区に改称。
1971年5月28日：南昌県・新建県が南昌市に編入。
1979年10月8日：宜春県の一部が分立し、宜春市が発足。
1980年12月9日：宜春県の一部が宜春市に編入。
1981年5月27日：安義県の一部が南昌市湾里区に編入。
1983年7月27日：新余県が市制施行し、地級市の新余市に昇格。分宜県が新余市に編入。安義県が南昌市に編入。
1985年3月20日：宜春県が宜春市に編入。
1988年10月4日：豊城県が市制施行し、豊城市となる。
1988年10月13日：清江県が市制施行し、樟樹市となる。
1993年12月8日：高安県が市制施行し、高安市となる。
2000年5月22日：宜春地区が地級市の宜春市に昇格。

行政区画

宜春市は、1つの市轄区、3つの県級市、6つの県を管轄しています。

市轄区：袁州区
県級市：豊城市、樟樹市、高安市
県：銅鼓県、靖安県、宜豊県、奉新県、万載県、上高県

交通

宜春市は、航空、鉄道、道路網が整備されています。

航空：宜春明月山空港
鉄道：滬昆旅客専用線、昌贛旅客専用線、滬昆線、京九線
道路：大広高速道路、滬昆高速道路、南韶高速道路など、多数の高速道路とG105国道、G320国道が市内を通過。

健康・医療・衛生

宜春市内には、以下の主要な病院があります。

宜春市人民医院
宜春市第二人民医院
豊城市人民医院（豊城市）
樟樹市人民医院（樟樹市）
高安市人民医院（高安市）
銅鼓県人民医院（銅鼓県）
靖安県人民医院（靖安県）
宜豊県人民医院（宜豊県）
奉新県人民医院（奉新県）
万載県人民医院（万載県）
* 上高県人民医院（上高県)

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