室津 (上関町)

室津（むろつ）

室津は山口県熊毛郡上関町にある大字で、2014年1月末時点での人口は1,032人です。郵便番号は742-1403で、上関郵便局の管轄下にあります。本地域に関する歴史や地理について詳しく見ていきましょう。

地理

室津は上関町で唯一、本州に位置しています。この地域は周防灘に面しており、西および南側には美しい海岸線があります。東側には柳井市の大字阿月、北側には平生町の大字尾月と接しています。室津へのアクセスは、北西の平生町方面から架かる上関大橋を掠める形で、山口県道23号光上関線が通っており、また東の柳井市方面から上関大橋に向かい、山口県道72号柳井上関線も利用されています。この地域の北西には、標高の高い皇座山がそびえ立っており、自然の美しさを感じられる場所でもあります。

歴史

室津村の歴史は幕末まで遡ります。この時期、津名郡の室津村が存在しており、明治初年の「旧高旧領取調帳」の記載によると周防山口藩領であったことが確認されています。明治4年の1871年、廃藩置県により室津地域は山口県の管轄となりました。

明治22年の1889年4月1日、町村制の施行に伴い、これまでの室津村が単独の自治体となりました。昭和33年の1958年2月1日には室津村が上関村に編入され、上関村はその日のうちに町制を施行して上関町となりました。この際、旧・室津村は上関町の大字として残ることとなります。

地域の特色

室津には多くの小地域が存在し、大津、練尾、白浜、白浦、山家、下白、瀬戸町、中町、本町、丸山、新町、西町、尾熊毛、志田など、それぞれの魅力があります。これらは、住民の生活環境や地元文化を形成しており、地域ごとに異なる風情を楽しむことができます。

交通

室津の交通手段も充実しています。バスサービスには、防長交通の路線があり、柳井駅前から始まり周東病院前、イオンタウン平生を経由して上関まで行くことができます。また、上関町営バスも運行されており、柳井医療センター線などが設けられています。これにより地域住民の生活や訪問者の移動が便利に行えるようになっています。さらに、山口県道23号光上関線や山口県道72号柳井上関線は、車でのアクセスに有効な道路です。

施設

室津には訪れる価値のある施設も点在しています。道の駅上関海峡、上関郵便局、中央公民館、町民グラウンド、上関町斎苑、鳩子の湯、大津千葉館などがあり、地域の人々や観光客が利用することができます。特に道の駅上関海峡は、地元の特産品を直売しており、観光客にとっても人気のスポットです。

以上のように室津は美しい自然環境と豊かな歴史を持ち、アクセスの良さや地域の特徴が詰まった魅力的な地域です。

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