室町古河三井ビルディング

室町古河三井ビルディング

室町古河三井ビルディングは、東京都中央区日本橋室町にそびえ立つ、地上22階、地下4階の超高層複合ビルです。三井不動産が主導する室町東地区開発計画の第2期として建設されました。このビルは、商業施設「COREDO室町2」、シネマコンプレックス「TOHOシネマズ日本橋」、オフィス、そして共同住宅で構成されています。

このビルは、その優れたデザインと機能性により、第57回BCS賞、平成28年度土地活用モデル大賞（国土交通大臣賞）、第14回照明デザイン賞（優秀賞）など、数々の賞を受賞しています。

概要

低層階には、食物販を中心とした商業施設、シネマコンプレックスが配置され、高層階はオフィス、最上階の4層には共同住宅が設けられています。地下1階には、三越前駅から続く地下広場と一体化した江戸桜通り地下歩道があり、福徳神社への接続地下歩道も設けられています。また、2階には「COREDO室町1」と接続するブリッジが設けられ、周辺地域との歩行者動線が密接に繋がっています。

フロア構成

COREDO室町2

地下1階から地上6階までを占める商業施設です。飲食店を中心に39店舗が出店しています。メインエントランスは、COREDO室町1、2、3の3街区が交差する場所に位置し、地下1階には地下歩道空間から直接アクセスできるエントランスも設けられています。


TOHOシネマズ日本橋

2階から6階にある映画館で、日本橋地域初の全9スクリーンを擁するシネマコンプレックスです。2階にエントランス、3階にロビー、チケットカウンター、売店、入場ゲート、スクリーン1～5があり、5階にはスクリーン6～9があります。

2019年1月には、緊急設備点検のため一時休業しましたが、同年7月には全スクリーンが復旧しました。しかし、2020年以降は新型コロナウイルス感染症の影響で複数回休業を余儀なくされています。総座席数は1,770席（車椅子席18席）です。スクリーン5、7、8にはプレミアムボックスシートが設置されており、スクリーン7、8はTOHOシネマズ独自規格のラージスクリーン「TCX」に対応しています。さらに、スクリーン8には「DOLBY ATMOS」も導入されています。全スクリーン、スタジアム形式で座席に傾斜があります。

オフィスエリア

7階から17階はオフィスエリアとなっており、江戸桜通りに面したエントランスと、車寄せ、タクシーベイが設けられています。基準階は約550坪で、スパン7.2m、3.6mモジュールの片コア形式が採用されています。

共同住宅

最上部の4層（18～21階）は、高級賃貸レジデンス「パークアクシス プレミア 日本橋室町」です。中庭を中心に54戸が配置されており、72時間対応の非常用発電機、フィットネスセンター、コンシェルジュ、バレーサービスなどの高品質なサービスが提供されています。

参考文献

『近代建築』近代建築社、2014年4月。

関連項目

室町東三井ビルディング（COREDO室町1）
室町ちばぎん三井ビルディング（COREDO室町3）
日本橋室町三井タワー（COREDO室町テラス）
日本橋一丁目三井ビルディング（COREDO日本橋）
エルボラーチョ

外部リンク

コレド室町 - 三井不動産商業マネジメント
パークアクシス プレミア 日本橋室町 - レジデントファースト
TOHOシネマズ日本橋
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