室町ちばぎん三井ビルディング

室町ちばぎん三井ビルディングは、東京都中央区日本橋室町に所在する、地上17階、地下4階建ての複合ビルです。三井不動産が官民地元と連携して進めた「室町東地区開発計画」の第2期プロジェクトとして建設されました。このビルは、商業施設「COREDO室町3」とオフィスエリアで構成されており、多様な機能と美しいデザインを兼ね備えています。

概要

このビルは、中央通りと江戸桜通りに面した場所に位置し、低層階には物販店舗を中心とした商業施設、高層階には賃貸オフィスが入っています。また、イベント利用を想定したホールも備えられています。交通アクセスにも優れており、東京メトロ銀座線・半蔵門線の三越前駅とJR総武快速線の新日本橋駅に直結しています。

COREDO室町3

地下1階から地上4階までが「COREDO室町3」として展開されています。メインエントランスは、日本橋三越本店と向かい合う中央通り沿いに設けられ、地下1階には地下鉄銀座線三越前駅のコンコースから直接アクセスできる入口もあります。再開発で整備された「江戸桜通り地下歩道」は、COREDO室町1、2、3を繋ぎ、イベントスペースとしても利用されるほか、災害時には帰宅困難者の一時滞在施設としても機能します。

1階には千葉銀行東京営業部、4階にはアートギャラリー「ちばぎんひまわりギャラリー」があります。千葉銀行は、この移転を機に、都内の上場企業との取引を強化する方針を掲げています。3階には、イベント利用を想定した和風の「橋楽亭/囲庵」が設けられ、飲食、物販、サービスなど36店舗が営業しています。仲通り沿いには、路面店も配置されています。

オフィスエリア

5階以上はオフィスフロアとなっており、オフィスエントランスは商業エントランスとは異なる場所に設けられています。江戸桜通り沿いに、幅約12m、高さ約15mの門構えが設置され、地下1階のエントランスは、地下鉄銀座線三越前駅のコンコースから地下歩道経由でアクセス可能です。基準階の執務スペースは、中央通りと江戸桜通りに面したL字型で、約312坪の広さを確保しており、最大2分割が可能です。

主な入居企業・団体

- 5階：千葉銀行東京営業部
- 8階：日本医療研究開発機構創薬事業部東日本統括部
- 10階：中国銀行東京支店、ダイテック本社
- 12階：三井住友トラスト不動産日本橋営業センター、にんべん本社
- 13階 - 16階：千葉銀行、ちばぎん総合研究所東京分室、T&Iイノベーションセンター本社

美術展示スペース「ちばぎんひまわりギャラリー」

「ちばぎんひまわりギャラリー」は、COREDO室町3の4階に2014年3月に開設されました。前身は、ちばぎんビル2階にあった「ちばぎんアートギャラリー」で、千葉県ゆかりの美術家が新作を発表する場でした。ビルの建て替えに伴い一時閉館しましたが、2014年に新たな場所で再開されました。企画展や千葉県ゆかりの作家による公募展が開催されてきましたが、2024年12月29日をもって閉廊することが発表されています。

受賞歴

室町ちばぎん三井ビルディングは、その優れた設計と開発により、以下の賞を受賞しています。

- 第57回BCS賞（日本橋室町東地区開発）
- 平成28年度土地活用モデル大賞（国土交通大臣賞）
- 第14回照明デザイン賞（優秀賞）

関連施設

- 室町東三井ビルディング（COREDO室町1）
- 室町古河三井ビルディング（COREDO室町2）
- 日本橋室町三井タワー（COREDO室町テラス）
- 日本橋一丁目三井ビルディング（COREDO日本橋）

外部リンク

- コレド室町 - 三井不動産商業マネジメント
- 橋楽亭/囲庵 - 日本橋三井ホール
- ウィキメディア・コモンズには、コレド室町に関するカテゴリがあります。

室町ちばぎん三井ビルディングは、商業、オフィス、文化施設が融合した、日本橋エリアのランドマークとして、地域社会に貢献しています。

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