宮内正喜

宮内 正喜（みやうち まさき）

生年月日: 1944年1月28日
生誕地: 山口県
職業: 実業家、上野の森美術館館長、株式会社フジ・メディア・ホールディングス顧問

宮内正喜氏は、日本のメディア界において著名な実業家であり、特にフジ・メディア・ホールディングスにおいて数十年にわたり重要な役割を果たしてきました。彼は1944年に山口県に生まれ、広島県立広島国泰寺高等学校でダイソーの創業者矢野博丈氏と同級生でした。教育を経た後、慶應義塾大学法学部を卒業し、1967年にフジテレビ（現：フジ・メディア・ホールディングス）に入社しました。

フジテレビでのキャリアは、編成や事業部門が中心となり、1999年にはフジテレビ編成制作局長に就任。その後、執行役員や常務取締役、専務取締役として多くの重要なポジションを歴任しました。また、専務時代には沖縄テレビ放送の非常勤監査役も務めました。

2007年にはFNN系列の岡山放送に出向し、そこで代表取締役社長に就任します。在任中の2014年には、地域密着型の戦略として「OHKまちなかスタジオミルン」をイオンモール岡山内に開業しました。このプロジェクトは、地域とのつながりを深めるだけでなく、視聴者との接点を強化する取り組みとして注目されました。

2015年6月にはBSフジ社長に就任し、シニア層をターゲットにした番組編成を推進しました。特に、『BSフジLIVE プライムニュース』や日本映画との共同製作によるオリジナル時代劇が話題を呼びました。2017年6月28日にはフジ・メディア・ホールディングスおよびフジテレビジョンの代表取締役社長に就任し、その後も多くの改革を進めました。

在任中には、20年以上続いたバラエティ番組「めちゃ×2イケてるッ!」、また同じく長寿番組の「とんねるずのみなさんのおかげでした」や「FNNスピーク」といった番組が終了しました。これにより、新たな番組編成の必要性や、視聴者の嗜好の変化に迅速に対応していく姿勢が強調されました。

2019年6月には、フジ・メディア・ホールディングス及びフジテレビジョンの代表取締役会長に就任。その後2020年には旭日重光章を受章し、その功績を広く認められることになりました。2024年6月には株主総会にて任期満了を迎え、これまでの素晴らしいキャリアを支えた多くの功績を残しつつ、代表取締役会長を退任する予定です。

また、映画製作にも関わりがあり、以下の作品に関与しています：

• - こちら葛飾区亀有公園前派出所 THE MOVIE（1999年・高松信司監督）
• - ホワイトアウト（2000年・若松節朗監督）
• - 世にも奇妙な物語 映画の特別編（2000年）
• - みんなのいえ（2001年・三谷幸喜監督）
• - 大河の一滴（2001年・神山征二郎監督）
• - 冷静と情熱のあいだ（2001年・中江功監督）

このように、宮内正喜氏はメディア業界における重要な実業家として、多方面でその才能を発揮しています。

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