宮城県道50号白石柴田線

宮城県道50号白石柴田線は、宮城県白石市から柴田郡柴田町へと至る主要地方道です。この路線は、白石市半沢屋敷前を起点とし、柴田郡下名生を終点としています。総延長は約20kmに及び、仙南地域を東西に結ぶ重要な役割を果たしています。

概要

県道50号線は、白石市において宮城県道12号白石上山線から分岐し、柴田郡大河原町の旧市街地を経由、柴田町へと至ります。終点では国道349号に合流し、さらに直進すると国道4号柴田バイパスへと接続します。路線の大部分は、JR東北本線や白石川とほぼ並行して伸びています。

歴史

この県道は、1994年（平成6年）に、それまでの県道白石大河原線、県道柴田大河原線、および宮城県道14号亘理大河原川崎線を再編する形で誕生しました。旧柴田大河原線と県道亘理大河原川崎線との重複区間は、かつて国道4号（奥州街道）として利用されていた歴史を持ちます。1993年（平成5年）には、建設省によって県道白石大河原線・県道柴田大河原線の一部が主要地方道として指定されました。

路線状況

旧白石大河原線部分を中心に、道幅が狭い区間や案内標識の未整備な箇所が残っています。大河原町から柴田町にかけては市街地を通過するため、交通量が多く、国道4号の代替道路としての機能は現状では十分とは言えません。しかし、沿線には東北本線の旧線跡、白鳥の飛来地、「一目千本桜」と呼ばれる桜並木、船岡城址など、見どころも多く、ドライブコースとしても楽しめます。

重複区間

以下の区間では、他の県道との重複が見られます。

宮城県道109号白川犬卒都婆向山線（白石市白川津田 - 白石市白川小奥）
宮城県道110号大河原高倉線（柴田郡大河原町大谷 - 柴田郡大河原町甲子町）
宮城県道14号亘理大河原川崎線（柴田郡大河原町住吉町 - 柴田郡柴田町船岡）

通過する自治体

県道50号線は、以下の自治体を通過します。

宮城県
白石市
柴田郡
大河原町
柴田町

沿線の施設

沿線には、様々な施設が存在します。

白石市立白石第一小学校
JR東白石駅
宮城県白石高等技術専門校
白石市立白川中学校
JR北白川駅
一目千本桜
JR大河原駅
仙台法務局大河原支局
宮城県立大河原商業高等学校
菓匠三全工場
船岡城址公園
柴田町役場
JR船岡駅
柴田町立船岡小学校
柴田消防署
大河原警察署柴田交番
柴田町総合運動場
イオンタウン柴田
* リコーインダストリー


県道50号線は、地域の皆様の生活を支えるとともに、観光客にとっても魅力的なルートとなっています。

もう一度検索