宮崎県道12号都城東環状線

宮崎県道12号都城東環状線

宮崎県道12号都城東環状線（みやざきけんどう12ごう みやこのじょうひがしかんじょうせん）は、宮崎県の都城市から北諸県郡三股町を経由し、再び都城市に至る県道で、主要地方道に分類されます。この路線は地域の交通の要となっており、多くの市民に利用されています。

概要

都城市平塚町を起点にし、北諸県郡三股町を通り、都城市高城町に至るルートが設定されています。宮崎県道12号は、地域高規格道路である都城志布志道路の一部として機能しており、特に起点近くではこの道路に接続する形で供用されています。

この県道は、都城都市圏における環状道路の役割を果たし、市街地の西側から反時計回りに南側を経て北東へ進む約半周の形をとっています。現在、起点側では都城志布志道路の五十町ICから梅北IC間が開通しており、その影響で並行する従来の道は市道に格下げされています。そのため、都城志布志道路がこの路線の主要な道となっています。

路線認定では終点が北諸県郡高城町に設定されていますが、実際の利用可能なエリアについては、2014年時点で北諸県郡三股町の蓼池までが供用中であり、残る都城市高城町の区間は未供用のままとなっています。

路線データ

• - 起点: 宮崎県都城市平塚町（平塚ICと鹿児島県道2号都城隼人線の交差地点）
• - 終点: 宮崎県都城市高城町（供用区間の終点は北諸県郡三股町蓼池）
• - 重要な経過地: 北諸県郡三股町
• - 実延長: 19,485 m

歴史

この路線は、2001年度に事業化され、その後の進展がありました。特に2011年4月19日には、都城志布志道路の五十町ICから梅北IC間が開通しました。この開通に伴い、同年12月には従来の道が県道の区域から除外され、都城市道として扱われることになりました。

年表

• - 1993年5月11日: 建設省から関連する県道が都城東環状線として主要地方道に指定される。
• - 1994年4月1日: 宮崎県が関連する一般県道を廃止し、都城東環状線として新規に指定。
• - 2001年度: 地域高規格道路として都城東環状線が事業化。
• - 2011年4月19日: 都城志布志道路の一部開通。
• - 2011年12月8日: 従来の道が市道に降格。

路線状況

都城東環状線は特定の重複区間を持っています。具体的には、国道222号、宮崎県道33号都城北郷線、鹿児島県道・宮崎県道108号財部庄内安久線、および国道269号との接続部分において重複区間があります。

道路施設

この県道にはいくつかの重要な橋梁があり、特に安久橋や久保下川、岩下橋などが重要な供給路として機能しています。

地理

この路線は主に都城市および北諸県郡三股町を通過します。都城の中心地からのアクセスの利便性を高めるために設計されており、多くの交通機関との接続も考慮されています。

沿線施設

沿線には都城市立中郷中学校や都城市立安久小学校、三股町立宮村小学校があり、地域の教育の一端を担っています。

このように、宮崎県道12号都城東環状線は地域の交通の要として重要な役割を果たし、今後の交通網の発展に寄与することが期待されています。

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