宮幡靖

宮幡靖（みやはた やすし）

宮幡靖は、1900年（明治33年）8月22日に生まれ、1959年（昭和34年）5月13日に没した、日本の政治家であり、計理士としても活躍した人物です。

経歴

静岡県に生まれた宮幡靖は、1918年（大正7年）に静岡県立静岡中学校（現在の静岡高校）を卒業しました。中学時代は野球部に所属し、青春時代を野球に捧げました。1923年（大正12年）には明治大学商学部を卒業後、富士身延鉄道（現在の身延線）に入社し、社会人としての第一歩を踏み出しました。

1929年（昭和4年）には、計理士・税理士として独立し、静岡県計理士会長、名古屋地方税務代理士会長などを歴任し、業界の発展に貢献しました。その後、政治の世界に転身し、鷹岡町（現在の富士市）議、同町長を歴任しました。

1946年（昭和21年）の第22回衆議院議員総選挙では、静岡県から立候補しましたが、惜しくも次点で落選しました。しかし、1947年（昭和22年）の第23回衆議院議員総選挙で静岡2区から衆議院議員に初当選を果たし、その後3回連続で当選しました。第3次吉田内閣では通商産業政務次官を務めた他、民主自由党総務、自由党産業復興計画委員長、自由党総務などを歴任し、日本の経済復興に尽力しました。1953年（昭和28年）の第26回衆議院議員総選挙で落選し、1955年（昭和30年）の第27回衆議院議員総選挙には立候補しませんでした。

政治家としての活動の傍ら、日本計理士会長、富士特殊工業(株)社長、日下部パルプ(株)監査役なども務め、多岐にわたる分野で活躍しました。

参考文献

帝国秘密探偵社編『大衆人事録 第19版 東日本篇』帝国秘密探偵社、1956年。
日本国政調査会編『衆議院名鑑 第1回・1890年～第34回・1976年総選挙』国政出版室、1977年。
『議会制度百年史: 衆議院議員名鑑』大蔵省印刷局、1999年。
朝日新聞選挙本部編『朝日選挙大観』朝日新聞社、1997年。

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