宮床湿原

宮床湿原（みやとこしつげん）

福島県南会津町に位置する宮床湿原は、標高約850mの場所に広がる美しい湿原です。会津高原南郷スキー場がある伝上山の南側に位置し、豊かな自然が残されています。

四季折々の植物

この湿原では、季節ごとに様々な植物が楽しめます。

春（5月）: ミズバショウやザゼンソウが咲き始め、湿原を彩ります。これらの花々は、春の訪れを告げる代表的な存在です。
初夏（6月）: ワタスゲやニッコウキスゲが湿原一面に広がり、美しい風景を作り出します。特にワタスゲの白い穂は、風に揺れる姿が印象的です。
夏（7月～8月）: 珍しいハッチョウトンボを観察することができます。この小さなトンボは、湿原の夏の風物詩となっています。

アクセス

宮床湿原へは、車でのアクセスが便利です。会津鉄道会津田島駅から国道289号を経由し、約40分で南郷スキー場に到着します。そこからスキー場のゲレンデ内を通る林道に入り、約3km進むと湿原の入口に着きます。ただし、湿原付近まで車で乗り入れることはできませんので、入口から徒歩での散策となります。

周辺情報

宮床湿原の周辺には、以下の観光スポットがあります。

会津高原南郷スキー場: 冬はスキー、その他の季節はハイキングなどが楽しめます。
さかい温泉: 近くにある温泉で、日帰り入浴も可能です。
駒止湿原: 宮床湿原と同様に、豊かな自然が残る湿原です。
矢ノ原湿原: 多様な植物が生息する湿原で、自然観察におすすめです。

その他

宮床湿原は、四季折々の美しい植物や珍しい昆虫を観察できる場所です。自然に囲まれた静かな空間で、心身ともにリフレッシュできるでしょう。訪れる際は、散策しやすい服装と靴で、自然保護に配慮して楽しんでください。

外部リンク

宮床湿原 - 南会津町観光物産協会

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