宮田笑内

宮田笑内（みやた しょうない）は、1898年12月18日に生まれ、1965年5月18日に亡くなった、日本の内務・警察官僚です。彼は官選の福井県知事も務めました。

生い立ちと学歴

宮田笑内は、鹿児島県出身で、宮田長八の長男として誕生しました。彼は、第七高等学校造士館を卒業後、1924年11月に文官高等試験行政科試験に合格しました。翌1925年には、東京帝国大学法学部政治学科を卒業し、官僚としての道を歩み始めました。

内務官僚としてのキャリア

大学卒業後、宮田は東京市役所での勤務を経て、1929年に内務省に入省し、徳島県属となりました。その後、三重県警察部保安課長、大分県警察部特別高等警察課長、岡山県警察部特別高等警察課長、大阪府警察部外事課長など、警察部門の要職を歴任しました。

さらに、滋賀県書記官・警察部長、満州ハルピン駐在、茨城県書記官・警察部長、警視庁衛生部長、同保安衛生部長、同特別高等警察部長、内務省警保局外事課長、京都府部長・警察部長、警視庁警務部長などを歴任し、警察官僚としてのキャリアを積み重ねました。

福井県知事とその後

1945年4月、宮田笑内は福井県知事に就任し、終戦を迎えました。しかし、1946年1月に知事を退任し、同年には退官、公職追放となりました。

その後、彼は帝国鋼管製造監査役や京都家庭裁判所家事調停委員などの職務に携わり、社会に貢献しました。

参考資料

歴代知事編纂会編『新編日本の歴代知事』歴代知事編纂会、1991年。
秦郁彦編『日本官僚制総合事典：1868 - 2000』東京大学出版会、2001年。
* 『「現代物故者事典」総索引 : 昭和元年～平成23年 1 (政治・経済・社会篇)』日外アソシエーツ株式会社、2012年。

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