富士通研究所

富士通研究所は、かつて存在した富士通グループの研究開発部門の中核を担う子会社でした。本社は神奈川県川崎市中原区上小田中に位置していました。

事業所

日本国内には、神奈川県川崎市と厚木市に研究拠点を置いていました。海外には、アメリカ合衆国、中華人民共和国、イギリスに拠点を展開していました。かつては兵庫県明石市にも拠点を置いていました。

関係者

富士通研究所には、以下の著名な関係者が在籍していました。

篠田傳（フェロー）
富田達夫（元取締役会長、元代表取締役社長）
三村高志（フェロー）
和田英一（東京大学名誉教授、1992年から2002年まで在籍）

ソフトウェア開発

富士通研究所は、個人ユーザー向けのソフトウェア開発にも携わっており、インターネット・リレー・チャット（IRC）クライアントであるフリーウェア「CHOCOA」の開発・頒布元として広く知られています。

沿革

富士通研究所は、1962年に富士通社内の研究部門として創設されました。その後、1968年に分離独立し、株式会社となりました。

2018年には、組合せ最適化問題を高速で解く富士通製計算機アーキテクチャ「デジタルアニーラ」に関して、早稲田大学と連携協定を締結しました。これにより、両者は共同で研究開発を進めることとなりました。

しかし、2021年に富士通株式会社に吸収合併され、その名称は残ったものの、富士通のCTO直轄の組織として再編されました。

関連項目

富士通

脚注

外部リンク

研究開発 : 富士通

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