富山空港連絡バスは、
富山空港と県内各地点、さらに
岐阜県北部を結ぶ
路線バスや
リムジンバスのことを指します。このバスは、空港へのアクセスを提供し、観光やビジネス利用者にとって大変便利な交通手段です。
運行内容
富山駅・富山市中心部発着便
富山駅前から中心部に向かう便は、
富山地方鉄道が運行しています。
富山駅から空港までの片道
運賃は410円で、5枚つづりの回数券も販売されています。この回数券は、
富山駅や空港の到着ロビーのバス券売機などで購入可能です。
直行便
空港へ直接運行するバスは、所要時間が約20~25分で、予約は不要です。主要な運行ルートは以下の通りです。
- - 富山駅前 → 富山市役所前 → 城址公園前 → ANAクラウンプラザホテル前 → 富山空港前
- - 富山空港前 → 総曲輪 → 城址公園前 → 富山市役所前 → 富山駅前
各停便
富山駅前から八尾鏡町、総合運動公園に向かう一般
路線バス36系統も、すべて空港を経由します。この場合の所要時間はおおよそ25~30分です。
高岡・砺波方面
高岡市と砺波市から
富山空港へは空港連絡
乗合タクシーが運行されています。事前予約を要し、高岡交通ととなみ観光交通がそれぞれ運行しています。
- - 高岡市内からの運賃は1人予約で3,500円、2人以上の予約で1人3,000円です。全ての航空便に対応しています。
過去には
加越能バスによる運行がありましたが、利用者の減少に伴い、
2016年にサービスが終了しました。
魚津方面
魚津市からのアクセスにも空港連絡
乗合タクシーが利用できます。こちらも予約が必要で、地元のタクシー会社が運行しています。
運賃は1人当たり5,000円で、2人以上の予約で4,500円になります。
飛騨地方発着便
岐阜県の飛騨地方からは、
高山濃飛バスセンターや白川郷から
富山駅へ向かうバスが利用可能です。これらの路線は途中で
富山空港を通ります。特に、高山と富山を結ぶ「高山 - 富山線」や、平湯温泉からの特急バス「奥飛騨温泉郷 - 富山線」でも空港にアクセスできます。これらの高速バスは、航空便の時間に合わせて運行されています。
過去には、「高山 - 富山きときと空港線」というバスも運行されていましたが、需要が少なく、短期間で終了しました。
長野方面発着の高速バス
2018年には、富山と白馬を結ぶ「富山-白馬スノーライナー」が運行され、羽田便への接続が便利になりました。フリーきっぷも販売され、観光での利用を促進しています。
まとめ
富山空港へのアクセスは非常に多様で、空港連絡バスや
乗合タクシーを利用することで、県内外からの訪問者にとってスムーズな移動手段が提供されています。観光やビジネスの目的に応じて、適切な交通手段を選ぶことが可能です。