富沢インターチェンジ

富沢インターチェンジ：中部横断自動車道の要衝

山梨県南巨摩郡南部町福士に位置する富沢インターチェンジ（IC）は、中部横断自動車道において重要な役割を担っています。このICは、新直轄方式で建設された区間と、NEXCO中日本が建設した区間の境界に位置するという特徴があります。そのため、本線上静岡・清水方面には富沢本線料金所が設置され、静岡・清水方面（新東名・東名高速道路方面）はNEXCO中日本の管轄、甲府・長野方面（中央自動車道方面）は国土交通省の管轄となっています。

歴史

富沢ICの歴史は比較的浅く、2016年2月26日にIC名称が正式に「富沢IC」と決定されました。その後、2019年3月10日に新清水JCT - 富沢IC間の開通に伴い、インターチェンジと本線料金所が供用開始。同年11月17日には、富沢IC - 南部IC間が開通しました。この開通によって、中部横断自動車道の利便性が大きく向上し、地域経済への波及効果も期待されています。

道路接続と料金所

富沢ICは国道52号と接続していますが、インターチェンジの位置が国道52号から離れているため、連絡道路が整備されています。本線料金所は、清水方面と甲府・長野方面（双葉方面）の2箇所に設置。各方面とも、ETC専用レーンとETC/一般レーンが1つずつ設置され、計4ブースの構成となっています。清水方面は2ブース（ETC専用1、ETC/一般1）、双葉方面も同様に2ブース（ETC専用1、ETC/一般1）で構成されています。

周辺環境

富沢ICは、旧富沢町と旧南部町の南側（井出・十島地区）の最寄りインターチェンジです。旧南部町内船地区についても、清水方面からアクセスする場合は、富沢ICが最寄となります。周辺には、南部町役場、道の駅とみざわ、六地蔵公園、福士川渓谷、中央化学山梨工場、内船駅、南部アルカディア温泉などがあり、地域住民の生活や観光に密着した存在となっています。

隣接IC

富沢ICに隣接するインターチェンジは以下の通りです。

E52 中部横断自動車道
(9) 新清水JCT
両河内SIC（事業中）
(1) 富沢IC
* (2) 南部IC

まとめ

富沢ICは、中部横断自動車道の重要な拠点として、地域社会の発展に貢献しています。国土交通省とNEXCO中日本の連携、そして周辺地域の整備によって、交通の利便性向上と地域活性化という二つの役割を担っていると言えるでしょう。今後ますますの利用増加と、更なる地域貢献が期待されます。

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