寺原駅

寺原駅の概要

寺原駅（てらはらえき）は、茨城県取手市にある関東鉄道常総線の駅で、多くの外国人利用者が訪れる場所です。駅は取手市役所の近くに位置し、留学生向けの日本語学校もあるため、国際色豊かな雰囲気が漂います。

歴史

寺原駅は1913年11月1日に常総鉄道が開業した際に設置され、その後幾度かの変遷を経て現在の形になっています。1945年には筑波鉄道（初代）との合併により常総筑波鉄道の駅となり、1965年には鹿島参宮鉄道との合併によって関東鉄道の駅として運営されています。1977年には取手駅からの複線化が行われ、1982年に南守谷駅間の複線化が完了しました。

また、2009年3月にはIC乗車カード『PASMO』の利用が開始され、駅員無配置が進められていきました。2018年10月には南口が新設され、利便性が向上しています。駅名は、かつての村名である寺原村に由来し、これは1889年に地名が合成されたことに起因しています。

駅構造

寺原駅は相対式ホーム2面2線を持つ地上駅で、かつては直営駅でしたが現在は無人化されています。駅の構内には下館寄りに踏切があり、交通の便を考えた設計がされています。2003年には駅施設の改築が行われ、自動改札機が導入されました。さらに、2005年にはホームの段差を縮小し、車椅子に対応したスロープが設置され、利用者の利便性が向上しています。

のりば

寺原駅では、上り（取手方面）には日中ほぼ1時間に3本の普通列車が運行されており、下り（守谷・小絹・水海道・下妻・下館方面）においても同様の本数の普通列車が停車します。一部の列車は乗り換えを必要とすることがあるため、利用者は事前に時刻表を確認することが推奨されます。

駅周辺の環境

駅周辺には取手市役所をはじめ、学校施設や郵便局などが集中しています。特に、東海学院文化教養専門学校の寺原校舎や取手市立取手第二中学校、取手市立取手西小学校などが徒歩圏内にあり、学生や地域住民にとって便利な立地です。また、待機場から県道へのアクセスが狭いところもあり、バス専用踏切も設置され、交通の整備が図られています。

バス路線

寺原駅前には路線バスが直接乗り入れていませんが、近隣には関東鉄道や取手市コミュニティバスの路線があります。バス停「取手市役所入口」や「寺原」などが周辺に存在し、コミュニティバスでは「寺原駅入口」という停留所が設けられており、利便性が向上しています。これにより、駅利用者は市内各地への移動もスムーズに行えるようになっています。

まとめ

寺原駅は利便性と歴史を兼ね備えた重要な駅です。留学生や地域住民にとってアクセスが良く、多様な交通手段が揃っているため、今後も多くの人々に利用され続けることでしょう。関東鉄道常総線の中でも重要な役割を果たしている寺原駅に、ぜひ訪れてみてはいかがでしょうか。

もう一度検索