寺島良一

寺島良一（てらしま りょういち、1961年 - ）は、日本の音楽業界において、編曲家、ギタリスト、レコーディングディレクターとして多岐にわたる才能を発揮してきた人物です。特に、1980年代後半から音楽制作会社ビーイングに深く関わり、数多くの著名アーティストの作品に貢献しました。

1987年にビーイングに入社して以来、寺島はB'zを筆頭に、大黒摩季、MANISH、宇徳敬子など、数々の人気アーティストのディレクションを担当しました。これらのアーティストの音楽制作を支え、彼らの個性と魅力を最大限に引き出す役割を果たしました。特にB'zにおいては、数多くの楽曲のディレクションを手掛け、彼らのサウンドの確立に大きく貢献しました。

また、寺島は元B'zの音楽集団、B+U+Mのメンバーでもありました。この音楽集団での活動を通じて、B'zの音楽性をさらに深く理解し、その後のディレクションに活かしていったと考えられます。

2002年以降は、中島正雄の後任としてZAIN PRODUCTSの代表に就任し、BREAKERZのプロデュースを手掛けました。ZAIN PRODUCTSはビーインググループの一員であり、BREAKERZは同社が育成した人気ロックバンドです。寺島は、BREAKERZの音楽制作を統括し、彼らの音楽性を磨き上げ、幅広いファン層を獲得することに成功しました。

寺島がディレクターとして関わった主な作品は以下の通りです。

稲葉浩志 - 『マグマ』
岩田さゆり（全て）
宇徳敬子 - 『氷』『満月〜rhythm〜』
大黒摩季 - 『STOP MOTION』『DA・DA・DA』『U.Be Love』『永遠の夢に向かって』『LA.LA.LA』
坪倉唯子 - 『ジュテーム』
DEEN - 『このまま君だけを奪い去りたい』『翼を広げて』
B'z - 多数
MANISH - 『Cheer!』ほか

これらの作品からもわかるように、寺島はロック、ポップス、バラードなど、幅広いジャンルの音楽を手掛けています。彼のディレクションは、アーティストの個性を尊重しつつ、楽曲の完成度を高めることに重点を置いています。

編曲家としても、数多くの楽曲に携わっています。彼の編曲は、楽曲の持つ魅力を最大限に引き出し、聴く人の心に響くサウンドを作り出すことで定評があります。

寺島良一は、日本の音楽業界において、その才能と実績が高く評価されている人物です。彼の音楽に対する情熱と、アーティストを支える姿勢は、多くの人々に感銘を与えています。今後の活躍も期待される、注目の音楽家の一人です。

関連事項：

ビーイング
B'z
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* 高岡亜衣

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