対馬北警察署

対馬北警察署の概要

対馬北警察署（つしまきたけいさつしょ）は、長崎県警察の一部として機能し、主に対馬市内の旧上県郡全域を管轄しています。この警察署は、地域の安全を守るための様々な業務を行い、歴史的にも重要な役割を果たしています。

所在地と管轄範囲

対馬北警察署は、長崎県対馬市上県町佐須奈甲561番地に位置し、旧上県郡にあたる地域、具体的には旧上県町、旧上対馬町、旧峰町を含むエリアをカバーしています。これにより、地域の治安を維持するための活動を行っています。

歴史的沿革

対馬北警察署の起源は、1872年（明治5年）にまで遡ります。この年に、旧・厳原県が伊万里県から長崎県に移管され、対馬全土が長崎県厳原支庁警察課の管轄となりました。1878年には「厳原警察署仮出張所」が設置され、これが後の署の前身となります。

1883年には鹿見村に移転し、「厳原警察署鹿見分署」に改称。さらに1886年に佐須奈土井奈の旧番所屋敷に移転し、「厳原警察署佐須奈分署」に名称変更されました。1916年には「佐須奈警察署」に昇格し、1948年には国家地方警察に属し、「上県地区警察署」に改称しました。その後、1955年に町村合併を経て「上県警察署」となり、1981年には現在の位置に新庁舎を建設しました。2004年に今の「対馬北警察署」という名称に改称され、現在に至ります。

組織と機能

対馬北警察署は多岐にわたる部門から構成されています。署長の下に副署長を置き、各課はそれぞれの専門的な業務を担っています。以下は主な部門です。

• - 警務課：警務係、留置係、会計課などを含む
• - 刑事生活安全課：捜査係、鑑識係、生活安全係が活動
• - 地域交通課：交通の安全を担当
• - 警備課：地域の安全確保を目的とした活動を行います

また、地域には複数の駐在所が存在し、各地で地域住民の安心・安全に貢献しています。

駐在所の配備

警察署の管轄内には、いくつかの警察官駐在所が設置されています。特に重要な駐在所は次の通りです。

• - 峰警察官駐在所（対馬市峰町三根）
• - 佐護警察官駐在所（対馬市上県町佐護）
• - 樫滝警察官駐在所（対馬市上県町樫滝）
• - 比田勝警察官駐在所（対馬市上対馬町比田勝）

2006年には、一部の駐在所が統合され、新たに機能する形に進化しました。

警備艇の運用

対馬北警察署は、海上での安全を確保するため警備艇も運用しています。「はるかぜ」と「さざなみ」という名前の2隻があり、地域の防犯と安全活動に貢献しています。

結語

対馬北警察署は地域の安全を守るために、長い歴史とともに歩んできた警察機関です。住民の信頼を得ながら、日々安心・安全な社会のために尽力しています。

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