小太郎漢方製薬

小太郎漢方製薬株式会社は、大阪府大阪市北区に本社を構え、漢方薬の製造を中心に事業を展開する日本の医薬品メーカーです。日本漢方生薬製剤協会にも加盟しています。

社名にある「小太郎」は、創業者の上田太郎氏に由来します。上田氏の出身地である三重県近くの景勝地、香落渓にある小太郎岩がその名の由来となっています。この名には、故郷への想いと、自然の力強さを漢方薬を通じて人々に届けたいという願いが込められているのかもしれません。

沿革

小太郎漢方製薬の歴史は、1929年1月に大阪市港区市岡で、上田くろやき店として創業したことから始まります。当初は個人商店としてスタートしました。

1952年1月には、大阪市東区（現在の中央区）道修町において、上田くろやき店の創業者である上田太郎氏が「株式会社くろやきや小太郎」を設立し、法人化を果たします。

1957年2月、社名を現在の「小太郎漢方製薬株式会社」に変更し、漢方薬メーカーとしての新たなスタートを切りました。

同年4月には、大阪市大淀区（現在の北区）中津に中津工場を開設。業界に先駆けて漢方エキス剤の製造販売を開始し、漢方薬の近代化に貢献しました。

1961年2月には、本社を大淀区中津に移転し、事業拡大を図ります。

1964年7月、大阪府高槻市に高槻工場を開設し、漢方製剤の量産化を開始。より多くの人々に漢方薬を届けられる体制を整えました。

1967年7月には、薬価基準に漢方エキス剤6品目が掲載され、健康保険の適用を受けることとなり、漢方薬がより身近な存在となりました。

1978年4月、石川県石川郡美川町（現在の白山市）に美川工場を開設し、生産体制を強化しました。

2005年1月には、高槻工場を美川工場に統合し、生産効率の向上を図りました。ただし、大阪支社は高槻工場跡地に残されています。

製品・商品

小太郎漢方製薬は、医療用漢方製剤を中心に製造販売しています。長年の経験と実績に基づき、高品質な漢方薬を提供し続けています。

外部リンク

小太郎漢方製薬株式会社

小太郎漢方製薬は、伝統的な漢方薬の知識と最新の技術を融合させ、人々の健康に貢献することを目指しています。

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