小岩井駅

小岩井駅（こいわいえき）

小岩井駅は、岩手県滝沢市大釜風林に位置する、東日本旅客鉄道（JR東日本）田沢湖線の駅です。大正時代の開業当時の姿に復元された駅舎が特徴で、周辺の自然豊かな景観に溶け込んでいます。

歴史

小岩井駅は、1921年（大正10年）に橋場軽便線の駅として開業しました。その後、路線の名称変更や改編を経て、1966年（昭和41年）に田沢湖線の駅となりました。1980年代には貨物や荷物の取り扱いが廃止され、1986年（昭和61年）には駅員無配置駅となりましたが、日交観職員配置により駅員配置は継続されました。国鉄分割民営化により、1987年（昭和62年）にJR東日本の駅となり、2016年（平成28年）には業務委託化、2023年（令和5年）には終日無人化されました。

2023年（令和5年）5月にはICカード「Suica」の利用が可能となり、2024年（令和6年）10月1日にはえきねっとQチケのサービスが開始される予定です。

駅構造

相対式ホーム2面2線を有する地上駅で、互いのホームは跨線橋で連絡しています。開業当時からの木造駅舎を備えており、レトロな雰囲気を醸し出しています。盛岡駅が管理する無人駅で、簡易Suica改札機が設置されています。

駅舎は1921年（大正10年）の建築で、木造平屋建て、床面積87平方メートルです。2023年（令和5年）には、JR東日本盛岡支社によって大正時代の開業当初の姿に復元する形での改修工事が行われました。待合室の拡張とリニューアル、外壁の塗り替え、屋根の瓦屋根への葺き替え、駅事務室のフリースペースへの改装などが実施され、同年12月3日に改修が完了しました。同時に、駅舎は滝沢市に譲渡されています。

のりば

利用状況

JR東日本によると、2000年度（平成12年度）から2021年度（令和3年度）の1日平均乗車人員は以下のとおりです。近年は減少傾向にありますが、地域住民や観光客にとって重要な交通拠点となっています。

駅周辺

駅周辺には、小岩井郵便局、滝沢市営小岩井運動場、国道46号、岩手県道131号小岩井停車場線、岩手県道219号網張温泉線などがあります。また、岩手県交通の路線バスやデマンドバス「あねっこバス」が発着し、盛岡駅、小岩井農場、滝沢方面へのアクセスが可能です。

隣の駅

東日本旅客鉄道（JR東日本）

■田沢湖線

大釜駅 - 小岩井駅 - 雫石駅

脚注

[出典]

[報道発表資料]

[新聞記事]

[利用状況]

関連項目

日本の鉄道駅一覧

外部リンク

駅の情報（小岩井駅）：JR東日本

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