小川郷駅

小川郷駅（おがわごうえき）

小川郷駅は、福島県いわき市小川町高萩に位置する、東日本旅客鉄道（JR東日本）磐越東線の駅です。いわき方面からの列車の一部が当駅で折り返す運行形態となっています。

歴史

かつては住友セメントの専用線が接続し、セメント原料の粘土を同社田村工場（大越駅）まで貨車で輸送していました。粘土は、いわき市平上平窪の粘土山から当駅まで架空索道で運搬されていました。

1915年（大正4年）7月10日：国有鉄道の駅として開業（一般駅）。
1972年（昭和47年）10月2日：専用線発着を除く貨物取り扱いを廃止。
1984年（昭和59年）2月1日：チッキの取り扱いを廃止。
1985年（昭和60年）7月1日：車扱貨物の取り扱いを全廃。
1987年（昭和62年）4月1日：国鉄分割民営化により、東日本旅客鉄道（JR東日本）の駅となる。
1989年（平成元年）3月11日：全線CTC化に伴い、無人化。
2016年（平成28年）4月1日：三春駅の業務委託化により、管理駅が郡山駅に変更。
2023年（令和5年）
6月22日：JR東日本東北本部が地元住民に対し、駅舎を同年8月にも解体する方針を示す。
9月上旬以降：駅舎とホーム屋根の建て替え工事に着手。
2024年（令和6年）
3月19日：新駅舎の使用を開始。
10月1日：えきねっとQチケのサービスを開始。

駅構造

島式ホーム1面2線を有する地上駅です。駅入口とホームは地下通路で繋がっており、この地下道には付近の小学生の絵や、小川町出身の詩人・草野心平の額が飾られています。西側には、駅舎とホームの間に側線が1本引かれています。

開業時より使用されていた木造駅舎は、2023年8月中に解体され、同年内に通路を含めた約30平方メートルの新駅舎が新設されました。建て替え工事は2023年9月上旬から2024年春頃まで行われました。

現在は郡山駅が管理する無人駅で、乗車駅証明書発行機が設置されています。出札口は板で塞がれており、かつてはKIOSKが営業していました。駅舎内はギャラリーとして活用され、草野心平に関するパネルなどが展示されています。

のりば

1・2番線ともに下り出発信号機、上り出発信号機があるため、2番線でも折り返し運転が可能です。

利用状況

「福島県統計年鑑」によると、2000年度から2004年度における1日平均乗車人員は以下の通りです。

2000年度（平成12年度）: データなし
2001年度（平成13年度）: データなし
2002年度（平成14年度）: データなし
2003年度（平成15年度）: データなし
2004年度（平成16年度）: データなし

駅周辺

旧小川町の中心駅であったため、駅を中心に集落が形成されています。

いわき市役所小川支所
小川郵便局
セブン-イレブンいわき小川町店
草野心平生家
国道399号
福島県道248号小川赤井平線
* 新常磐交通「小川農協」停留所

隣の駅

東日本旅客鉄道（JR東日本）

■磐越東線

赤井駅 - 小川郷駅 - 江田駅

外部リンク

駅の情報（小川郷駅）：JR東日本

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