小川里美

小川里美 (おがわ さとみ)

小川里美は、1977年8月28日生まれの日本の声楽家、オペラ歌手（ソプラノ）です。1999年にはミス・ユニバース日本代表に選出された経歴も持ちます。音楽一家に育ち、幼少期から音楽の才能を開花させました。有限会社ビットアーツ取締役の宮前竜也は、彼女の従兄弟にあたります。

来歴

埼玉県三郷市で生まれた小川里美は、6歳からピアノを習い始めました。小学校4年生の時には、蒲生少年少女合唱団に入団し、音楽の基礎を培いました。

大学3年生の時、街でスカウトされたことがきっかけで、1999年にミス・ユニバース・ジャパンに選ばれます。ミスとしての任期中は大学を休学し、同年5月26日には日本代表としてトリニダード・トバゴで開催されたミス・ユニバース1999に出場しました。

その後、東京音楽大学音楽学部音楽学科声楽演奏家コースを卒業、さらに同大学大学院修士課程を修了。在学中は、鈴木靖子、高橋啓三、成田繪智子、野村陽子、F. ダルテーニャ、M. レアーレといった著名な声楽家に師事し、声楽の技術を磨きました。

大学院在学中には、留学生特別奨学金を得てオーストリア・ザルツブルクに留学し、モーツァルテウム国際サマーアカデミーを修了。M. リポヴシェク、A. ブルクシュタラーの指導を受けました。

2003年4月には、新国立劇場オペラ研修所に入所（第6期生）し、2006年3月に修了。さらに同年には、文化庁新進芸術家海外留学制度奨学金を得て、イタリア・ミラノに留学しました。

2009年、トゥーランドット国際コンクールで優勝を果たし、ヴェローナのテアトロ・フィラルモニコにおけるプッチーニのオペラ『トゥーランドット』でイタリアデビューを飾りました。その後も、トッレデルラーゴ、ジェノヴァ歌劇場にて『トゥーランドット』のリュー役を演じています。また、シャネル・ピグマリオン・デイズ2009の参加アーティストとして1年間リサイタルを開催しました。

これまでに、小川里美はソリストとして、NHK交響楽団、読売日本交響楽団、東京交響楽団など、数多くの著名なオーケストラと共演しています。指揮者では、井上道義、広上淳一、大友直人、山田和樹、飯守泰次郎、佐渡裕、佐藤正浩、ケリー・リン・ウィルソン、アントニオ・ピロッリなど、著名な指揮者とも共演を果たしています。現在は、藤原歌劇団の団員としても活躍しています。

主なディスコグラフィー

• - CD2枚組『クリムトと1900年－ウィーンを巡る音楽－』オムニバス 小川里美、佐藤正浩他 (2019年4月24日、キングレコード)

脚注

外部リンク

• - 小川里美オフィシャルブログ「Soprano Satomi Ogawa」Powered by Ameba
• - 小川里美 (@satomiogawa) - X（旧Twitter）
• - 小川里美 (satomiogawa) - Facebook
• - ソプラノ歌手 小川里美 公式ウェブサイト（ブログ）

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