小月

小月（おづき）

小月とは、山口県下関市に位置する地域名で、下関市役所小月支所の管轄区域を指します。一般的には、JR小月駅を中心とした旧下関市域の一部（小月、清末、王喜、吉田）を指すこともありますが、厳密には異なります。

地域概要

小月は下関市中心部から北東へ約16km、木屋川最下流域の西岸に位置しています。2009年時点の登録人口は7,027人で、面積は8.09km²と旧下関市内では最も小さい地域です。土地利用は住宅と農地が主ですが、小月駅周辺や国道沿いには商店も存在します。また、小月小島町には日清食品などの工場が立地しています。

北は菊川地区、西は内日地区、東は王喜地区および吉田地区、南は清末地区と隣接しており、JR山陽本線、国道2号、国道491号、中国自動車道が通る交通の要衝です。小月駅と小月ICが設置されています。

地名由来と歴史

小月の地名は、古文書に「小津木」や「小月」と記されています。由来には諸説あり、山の裾野の最後に位置することから「尾付」が転じたとする説、高尾山まで船が着いたことから「高尾着」が省略されたとする説、小槻から転じたとする説などがあります。

古くから山陽道の宿場町として栄え、明治期以降は山口県中部・北部への分岐点となりました。かつては豊浦郡に属する村でしたが、町制を経て1939年に下関市に編入されました。

自治体としての沿革

• - 1889年（明治22年）：町村制施行により、豊浦郡小月村として発足。
• - 1932年（昭和7年）：町制施行により小月町となる。
• - 1939年（昭和14年）：下関市に編入され、小月町は廃止。

主な施設・名所

• - 中国自動車道 小月IC
• - JR山陽本線 小月駅
• - 木屋川
• - 日清食品下関工場
• - シマノ下関工場

※小月航空基地（海上自衛隊）は、小月地区ではなく隣接する王喜地区に位置しています。

関連項目

• - 山口県の廃止市町村一覧

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